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シニアのための現代用語備忘録

エトセトラ

役満の意味6

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さて今回は前回に続きあがり難い役満の双璧である「四槓子(スーカンツ)」について触れてみたい。

「四槓子」とは簡単にいえば4つの槓子を作る事だ。

 

これは「明槓(ミンカン)」でも「暗槓(アンカン)」でも構わない。

要は立てて「四暗刻(スーアンコ)」のように作っても構わないし「対々和(トイトイホー)」のように鳴いて上がってもよいというものだ。

 

鳴いてもよいなら簡単だというなかれ。通常ゲームをしていて「槓(カン)」がかかるのは半荘に2回あるかないかだ。

ましてや1ゲーム中に二回「槓(カン)」がかかるのはこれまた少ない。

 

 

数人で4回ならまだしも一人で4回の「槓(カン)」がかかる可能性は確かに国士無双を上がるより相当難易度を感じる。

そもそも「四槓子」をあがろうと思って手作りする人はかなり少ない。

 

概ね「対々和(トイトイホー)」を作りながら気がついたら「槓(カン)」を三回していてあわよくば「役満」をあがりたいという流れではないだろうか?

 

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ところで「槓(カン)」をすると嶺上牌(リンシャンハイ)を持ってきてドラが増えることになる。

仮に4回「槓(カン)」をするともちろんドラは4枚に増える。

 

まわりの人はドラの暗刻でも持っていようものなら役牌を鳴いて即上がりを目指すことになる。

また立ててタンピン系を狙っている人はリーチをかけることによりドラの数は裏ドラまで含めると8倍になる。

 

下手をすると「数え役満」さえ出る可能性がある。

「数え役満」とは小さな役の複合やドラにより13飜以上になった場合をいう。

 

そう「槓(カン)」を連発する事によりまわりのチャンスも広げているのだ。

なので例えば「四暗刻(スーアンコ)」を狙っている人は仮に4枚目をツモってきても「槓(カン)」をせずに河に流してしまう人もいる。

 

ましてや「四暗刻(スーアンコ)」を狙っているのだから「明槓(ミンカン)」(鳴いて槓をする事)などは絶対しない。

要はまわりの人に手のうちをあかしてはいけないからだ。

 

なのでそういう意味においても「四槓子(スーカンツ)」は普通の感覚では狙えない「役満」なのだ。

ただ世の中には勝負の勝ち負けよりもその役を上がる事に重要性を置く方もいる。

 

そういう方なら狙うかもしれないが、狙ってあがれる役満でない事は事実だ。

 

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