ロシアのプーチン大統領は4日、ドイツのショルツ首相との電話会談で、ロシアのウクライナ侵攻作戦の停戦協議を念頭に、「ウクライナ側との対話にはオープンだが、ロシアの要求がすべて満たされることが条件だ」と伝え、譲歩しない立場を強調した。
ロシア大統領府が発表した。
ロシアとウクライナの3回目の停戦協議が5日か6日に開かれる見通しとなっているが、引き続き難航しそうだ。
プーチン氏はロシアの要求として、ウクライナの「非武装化」のほか、クリミア半島におけるロシアの主権やウクライナ東部の親ロ派の独立承認などを改めて挙げた。
ロシア軍は住宅地に攻撃を加え、多数の民間人が犠牲になっているが、プーチン氏は「ロシア軍は民間人を守るためにあらゆる手段を講じている」と強弁。
首都キエフなどに砲撃を加えているとの報道を「プロパガンダであり、でっち上げ」と断じ、ウクライナ側が多数の外国人を「人間の盾」にしていると主張した。
ウクライナ南東部のザポロジエ原子力発電所への攻撃で国際的な非難が一層高まる中、ロシア軍は4日もキエフ周辺や各地で攻撃を続けた。
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キエフ州の村では4日、ロシア軍の砲撃により子供3人を含む5人が死亡。
ロシア軍と親ロ派が包囲する南東部の港湾都市マリウポリ周辺でもウクライナ軍との間で激しい戦闘が続いた。
南部ヘルソンを制圧したロシア軍が次に狙う南部ミコライフでも攻防が激化。
また、ウクライナ国営通信は4日、北部チェルニヒウで3日のロシア軍の空爆により47人が死亡したと報じた。
米国防総省高官は4日、キエフ州のロシア軍はキエフまで25キロ地点で依然停滞していると分析。
ウクライナ軍は、航空戦力の「大部分」を維持しているとの見方を示した。(時事通信)
ウクライナ国民にしてみれば「国連は何をしているのだろうか?」という想いだろう。
今回のロシア侵攻によって常任理事国の侵略行為に国連は何も機能しない事がわかった。
中国は孤立するロシアを見ながら虎視眈々と台湾侵攻の計画を進めているのかもしれない。