客がトッピングの天ぷらやおにぎりを皿に取るセルフ方式のうどん店。
大手チェーン店の登場で全国的に知られるが、実は岡山発祥なのだ。
岡山市中心部から車で約15分にある「手打うどん名玄」。
店の中央にうどん釜があり、客は棚に並んだうどん玉を取ると手際よくゆでていく。
「始めはお客さんに『わしにせぇってか?』とよく言われた」と社長の平井芳和さん(69)は苦笑する。
創業は1976年。平井さんの父、覚さんの提案でうどん店を開業することになり、運営を任された。
後発ということで父から「1杯100円」を厳命される。
人件費をまかなう余裕はない。
考えるうちにカウンター越しに料理を受け取る学食を思い出し、客に自分で麺を取ってゆで、だしを注いでもらうスタイルを思いついた。
「始めからセルフありきではなく、苦肉の策です」。
保健所からは「どうなっているのか」と問われ、「生肉を客が調理する焼き肉屋と同じだ」と言って納得させた。
ふとんクリーナーはレイコップ
医師として“アレルギー症状を根本的に予防できるようにしたい”そんな思いからレイコップが生まれました。
準備期間約2カ月でのドタバタ開業。
当初は客足が伸び悩んだが、地元のテレビ番組に紹介されたことで知名度が急上昇した。
同じ形態の店が続々と開店したが、セルフ方式を独占することはしなかった。
今でも1日に1000人以上が来店する。
現在、うどん1玉230円(税込み)。
昼時は約100席があっという間に埋まり、行列ができる。
帰省客からは「これを食べないと帰った気がしない」と言われるという。
「ソウルフードになってきた」。
平井さんが感無量の表情を見せた。(毎日新聞)
微笑ましい記事だがうどん県を自負する香川県にとっては寝耳に水の話になったのではないだろうか?
うどんの事はさておき、起源の話は言った者勝ちという側面もある。
本当に起源を謳いたいなら、今後は、公証役場で公に認証をもらわないといけなくなってくるだろう。