せっかちな自分は最近の道路事情に辟易している。
どうも昔に比べて車のスピードが遅くなっているように感じるからだ。
もちろん皆さん制限速度を遵守しているのだから自分が文句を言える立場ではないのだが。
北海道を車で走っていると結構なスピードを出していても凄いスピードで抜かれる事が多い。
嘘か誠か道産子の感覚では100kmは1時間という話を聞いたことがある。
車が少ないところではスピード感覚も自然に上がっていくという事だろう。
ただし道内でもしっかりと速度違反の取り締まりをしている。
自分も紋別で捕まった苦い経験がある。
スピード感覚の話を真に受けて北海道内で飛ばすのだけは止めた方が良いだろう。
50キロ以上の速度超過の違反点数は12点。
前歴が3点あれば免許取り消しの可能性さえある。
ところでこのところの道路の流れが遅くなっている原因は二つあると思う。
一つは高齢者ドライバーが増えた事。
そしてデジタコが搭載されたトラックが増えた事だ。
そもそもデジタコとは何だろうか?
デジタコとはデジタルタコグラフの略語。
タコメーターはエンジンの回転数や回転速度を指示する測定器のこと。
ただしトラックのデジタコは、運転速度や休憩などの運転全般を管理をするドライブレコーダーになっている。
物流とは非常に大変な仕事だと思う。
安全運転、ゆとりのある運転計画を求めながらも、納期の厳守、納品に関する指定日また時間指定、あげくの果てには近隣地域での待機禁止など制約だらけだ。
ましてや渋滞は日常茶飯事で非常にストレスの溜まる仕事だと思う。
そこにこのデジタコなる見張り番がついてくるからその心労はなおさらだ。
でも制限速度遵守は当たり前。
今までが異常だったと思うしかないのかもしれない。
時代は確実にスローに向かっている。