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シニアのための現代用語備忘録

エトセトラ

旅館の料理が多い

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今、ツイッターで「旅館の料理」が急上昇キーワードになっている。

大量に提供される旅館の料理が是か非かというものだ。

 

このコロナ禍のもと、Gotoキャンペーンで来ていただいたお客様には可能な限りもてなしたい。

といっても旅館側にしてみればそのもてなしをもっとも具体的に視覚的に表現できるのは料理のボリュームしかない。

 

そこでこれでもかと皿を並べるとというわけだ。

さてそのボリューム感に圧倒された客がその料理の写真をSNSにアップする。

 

そして記事には皮肉めいた言葉が並ぶ。

「食べきれない」や「もったいない」だ。

 

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でも自分に言わせればこの論争は今に始まったことではないと思う。

確かに日本の旅館は大量の料理を卓に並べるのを美徳しているところがある。

 

つまり「大は小を兼ねる」というわけだ。

食事が足らなくて文句を言う人がいても食事が多すぎて文句を言う人はいないという事だろう。

 

そもそも自分は酒飲みなので旅館の夕食でご飯を食べる事はまずない。

その大量の料理が酒のアテになるのでほとんど残す事はない。

 

でも以前、行った北海道の公共の宿(旅館ではなかった思う)では驚いた。

後から後から料理が出てくるのだ。

 

確かカレイの丸ごと唐揚げが一人一尾出てきた記憶がある。

これではいくら酒飲みでもさすが食べきれない。

 

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また歳を重ねるごとに少食がになる事も否めない。

だから高齢の方は大量の料理が並ぶことよりも質を良いものを少量求める様になっていく。

 

という事でこれは自分からの提案だが、客層ごとに料理を変えていく方が良いのではないだろうか?

若いグループにはボリューム感で売る。

 

 

高齢者の客層には質で売るというものだ。

このコロナ禍のもとでは食堂で皆揃っての食事は少ないだろう。

 

大方が部屋食にしているはずだ。

客同士がお隣の料理を見る機会も避けられる。

 

本当は提供側も楽だった食堂でのバイキング方式が一番理想なんだろうと思う。

これだったら客側も必要な分だけ取ってくるので「多い」とか「もったいない」という話も出てこない。

 

でもバイキング方式に回帰する事は当面ないだろう。

新型コロナが日本の旅館業の食事方法まで変えてしまった。

 

というか元に戻してしまったというのが正解なんだろう。

今後、日本の旅館は食事以外におもてなしを具体的そして視覚的に訴求できるものを作りあげていかないといけない。

 

旅館経営者の知恵の見せ所だ。

 

 

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