以前、ポールマッカートニーがアルバム「Abbey Road」のジャケットに使われたロンドン市内のAbbey Roadスタジオの前の横断歩道を渡る姿が公開されて話題になった。
自分はポールマッカートニーが再びAbbey Roadを横断した事よりもその年老いた姿に驚愕してしまった。
いつまでも若い若いと思っていたスーパースターも皆と一緒に平等に歳をとっていたのだ。
ポールマッカートニーは1942年生まれで御年78歳だ。
ジョンレノンとジョージハリスン、リンゴスターと共に今世紀最高のロックバンド「ザ・ビートルズ」の主要メンバーである。
中学、高校時代にどっぷりとビートルズにはまった自分も今やシニア世代。
同じようなビートルズファンが世界中にいるのではないだろうか?
自分は彼らと同世代を過ごせただけで幸せだと思っている。
そのビートルズのメンバーで存命なのはこのポールマッカートニーとリンゴスターだけだ。
ジョンレノンは1980年12月にニューヨークのダコタハウスでマークチャップマンの銃弾により倒れている。
享年は僅か40歳とあまりにも早すぎる死だった。
ジョンがもっとも愛していたニューヨークという街で撃たれるというのも皮肉な話だ。
自分はメンバーの中でも特にジョンが好きだった。
この死は非常にショックだった事を覚えている。
もしジョンが存命なら現在79歳になっている。
どちらにしても過激な人生だっただろう。
ジョージハリスンは2001年に肺がんと脳腫瘍で帰らぬ人となってしまった。
享年わずか58歳という若さだった。
もしジョージが存命ならば現在77歳だ。
きっとエリッククラプトンと一緒にツアー活動を続けていた事だろう。
一番楽天的なイメージあるリンゴスターは現在80歳でもっとも長寿だ。
ストレスを感じない生き方は長寿の秘訣なのだろう。
後半、ポールマッカートニーとジョンレノンが対立を始めた。
でもリンゴという潤滑油があったからこそグループが多少なりとも延命できたと思っている。
そうザ・ビートルズは誰か一人がかけてもザ・ビートルズではないのだ。
自分は最近でもビートルズの曲を聞いている。
半世紀前の曲とは到底思えない。
今でも新鮮だ。
「ビートルズの再来」と比喩されたミュージシャンは多く出てきたが誰も彼らを越せない。
その偉業からクラシックを含めた「音楽の3B」はバッハ、ベートーベン、そしてザ・ビートルズという人までいる。
あのブラームスをさし置いてだ。
自分達は偉大なミュージシャンと同世代に生きてきた事を誇りに思うべきだと思う。