テレビを見ていると「エゴサーチ」なる言葉をよく耳にする。
我々シニア世代もこの言葉の意味ぐらいは押さえておきたいところだ。
エゴサーチとは概ねブログやツイッター、そして現在、流行りのインスタグラムなどのSNSで自分がどう評価されているかを調べる事だ。
最近では何気ない記事や行動でその芸能人のSNSが大炎上することがある。
ボヤの段階で火消しをするのにアンテナを張っている芸能人は多いという。
「エゴ」とは「エゴイズム(利己主義)」や「エゴイスト(利己主義者)」に使われている「私、自分」などを表すラテン語の「Ego」から来ている。
「サーチ」とはご存じ「検索をする」という意味だ。
簡単にいえば芸能人が検索エンジンに自分の名前をいれて検索をするという事である。
企業でいえばマーケットリサーチのようなものだろう。
芸能人は自分自身が商品だ。
市場のニーズは絶えず把握しておく必要がありそうだ。
昔は「抱かれたなく芸能人」なるランキングが企画されていた。
上位にいた面々は「嫌だ」と言われながらも結果として芸能界に残っている。
名前も出なくなった芸能人はひっそりとフェードアウトしていく事になる。
そう芸能界では好きとか嫌いではなく話題になるかならないかがひとつの指標になっているのだろう。
嫌いでも話題になっているうちは売れている証拠というわけだ。
そういう意味においては出川哲郎さんはその上位に居ながらも現在のポジションを確立して売れっ子になった珍しいタイプだとも言える。
出川さんが「エゴサーチ」をしているかは不明だが、最近、彼を悪く言う人は少なくなっているような気がする。
ところで「サーチ」といえば検索エンジンを思いだす。
皆さんは普段どの検索エンジンを使っているだろうか?
一般的に知名度が高いとされるのはYahoo!だ。
でも2017年の資料では日本の検索エンジンのシェアはグーグルが約65%、Yahoo!が約27%、マイクロソフト系のBingが約5%となっている。
ちなみにYahoo!の検索結果はグーグル社が提供している。
という事で実質的には検索エンジンはグーグルの独壇場と言っても過言ではないのだ。
ところでYahoo!に比べて地味でシンプルなイメージのグーグルだが遊び心もしっかりとある。
今度、時間がある時にグーグルで「斜め」もしく「一回転」と入力して検索してみて欲しい。
きっとあなたがびっくりする事が起きるだろう。
やはりアメリカの会社はウイットにとんでいる。