昨夜は関東地方で大きめの地震があった。
新型コロナウイルスに大地震。
禍続きに思わずノストラダムスの大予言を思いだした。
我々シニア世代ほどノストラダムスの大予言が刷り込まれている世代はない。
おもわずこの世の終わりかと思った。
ところで問題の1999年を過ぎてからはや20年近く経つのに何故か心の片隅の一抹の不安が残っている。
少年少女期に影響を受けた出来事は一生着いてまわるのかもしれない。
ノストラダムスの予言を知らない人のために簡単に説明してみよう。
「ミシェル・ノストラダムス」は1503年にフランスに生まれた。
職業は医師であり占星術師でありそして詩人でもあった。
後に「ミシェル・ノストラダムスの予言集」が話題になりその予言詩が多種多様な解釈をされていく。
特に「第10巻72番」の詩がもっとも物議を呼んだ。
「1999年7か月、空から恐怖の大王が来るだろう。
アンゴルモアの大王を蘇らせマルスの前後に首尾よく支配するために」というものだ。
この予言詩に当時は1999年7月に空から核爆弾が降ってくる。
また宇宙人が空から攻撃してくるなど憶測が憶測を生んだ。
結局、1999年7月には何も起こらなかった。
そう自分達はノストラダムスの大予言に翻弄された世代なのだ。
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歴史上、世紀末には必ずと言って良いほど「末法思想」が現れる。
社会問題を起こしたあの新興宗教もこの発想を利用して信者を獲得していったのはご存じの通りだ。
ところで1999年7月に何も起こらなかったがノストラダムスの予言は未だ健在だ。
というのもミシェル・ノストラダムスの予言集にはアナグラム（文字の並べ替え）がおこなわれていたという新説が出て来たからだ。
もうどこまで引っ張るのかと思ってしまうがそこは翻弄されてきた世代。
どこかまた興味をそそられ始めている自分がいる。
アナグラムだから解釈は千差万別。
だから概ね「第三次世界大戦」、「地球温暖化」、「経済危機」、「火山の爆発」など世紀末的な言葉が並ぶ。
ふとここに来て空から降ってきたのは「新型コロナウイルス」だったのではないだろうかと思い始めてきた。
そう新型コロナウイルスは戦争に匹敵する惨事だからだ。
問題はこの騒動が終息後の世界の動向だ。
まさかだとは思うがタカ派のトランプが強硬手段に出ない事だけを祈りたい。
ノストラダムスの大予言に翻弄された世代はいつも最悪の事態を考え過ぎてしまう。