2020年のセンター試験は今度の週末18日と19日に行われる。
気になる2020年センター試験の天気は太平洋側の広範囲で雨や雪となっている。
雪国の方には申しわけないが関東では少しの雪でも大騒ぎになる。
1月という一年でもっとも寒いこの時期に人生を決める試験を実施するというもの酷な話である。
日本は年度初めを4月にしている限り、この状況を変更するのは至難の業だと思う。
ありきたりだが受験生の皆さんには「時間の余裕を持って」行動して欲しいものだ。
さてこのセンター試験なるもの一般的な認識だと各県の国立、公立大学で実施されていると思われがちだが、現在では多くの私立の大学でも行われている。
地域別に見ると北海道は北海道大学を中心に45校にもなる。
ちなみに最北端は稚内市にある稚内北星学園大学である。
大学数の多い東京都は東京大学を中心に128校にも及ぶ。
愛知県は名古屋大学を中心に61校。
京都府は京都大学を中心に37校。
大阪府は大阪大学を中心に57校。
福岡県は九州大学を中心に41校。
そして沖縄県は琉球大学を中心に6校となっている。
最南端のセンター試験会場は琉球大学の「県立八重山高等学校試験場」で場所は石垣島となる。
ちなみに1月の稚内の平均最高気温がマイナス3℃だ。
石垣島の1月の平均最高気温が21℃である。
その温度差はなんと24℃にも及ぶ。
2020年センター試験の天気、気温はここまで条件が違う事になる。
大学入試センター試験は国公立大学向けの共通第1次試験の変わりに平成2年から国公大学に私立大学も加わり実施されている。
本来の高等学校教育の基礎学力を確認する内容の試験になっている。
以前から問題になっていた「難問奇問」が排除されている。
国立大学、公立大学の出願資格は「センター試験で各大学が指定した教科・科目を受験した者」とされている。(一部の推薦選抜を除かれる)
ほとんどの国公立大学はセンター試験で5(もしくは6)教科7(もしくは8)科目で合計950点分の受験が必須とされている。
ちなみに私立大学はセンター試験の結果をどのように入学者選抜の判断に利用するかは各大学に委ねられている。
自分達の世代は高校三年生の後半になると学校の授業を無視して入試の勉強をすることが問題とされていた。
そう本来、大学入試とは基礎学力の確認であるべきなのだ。
日本の偏差値偏重が「難問奇問」の入試システムを作ってしまったのかもしれない。
受験生の皆さんには天候に影響を受けずに落ち着いて試験に臨んで欲しいものだ。