昨年の10月にインドネシアの格安航空会社(LCC)ライオン航空(Lion Air)のボーイング「737MAX」が墜落する事故があった。
このボーイング「737MAX」は今年の3月にもエチオピアでも墜落事故を起こしており現在、日本を含む多くの国で運用を停止している。
どんなに飛行機の性能が良くなろうとも事故が無くなる事はない。
もちろん飛行機側のトラブルなのかヒューマンエラーによるものなのかはわからないが飛行機の事故は定期的に起きてしまう。
「飛行機は一度落ちると3度落ちる」という恐ろしいジンクスまである。
世界のどこかで事故が起きると連鎖するという意味だ。
現実的には飛行機事故が起こる可能性は自動車事故に遭うより圧倒的に低いと言われている。
ただ飛行機の場合、助かる可能性が限りなく低いので不安を感じてしまうのだろう。
正直、自分もあまり飛行機は好きな方ではない。
新幹線が通っているところであれば多少時間を要しても新幹線で行きたい方だ。
それでもどうしても飛行機に乗る必要がある場合は国内の有名航空会社にしている。
ところでこのところ日本のLCCも頑張っているようだ。
現在、日本にLCCが何社あるかご存じだろうか?
正解は4つだ。
「エアアジア・ジャパン」はマレーシアのエアアジア系列。
「ジェットスター・ジャパン」はオーストラリアのカンタス航空と日本航空などが出資している。
「ピーチ・アビエーション」は全日空と香港の投資会社である「ファーストイースタン・インベストメントグループ」また「産業革新機構」が出資している。
そして四つ目が中国の春秋航空が出資して設立された「春秋航空日本」だ。
そう日本のLCCはすべて外資が絡んでいる。
ただ自分の中では国内外を問わずLCCの選択肢は無いような気がする。
誤解のないようにお願いしたい。
自分はLCCが危ないと言っているわけではない。
その理由は「物事にはコストがかかる」からだ。
安くすればどこかに歪が出るのは当たり前。
LCCは良く「同一の機種しか使わない」とか「座席数を増やす」、また「機内食を有料化する」などの企業努力をしているからだという。
本当にそれだけで通常料金の半額以下にする事ができるのだろうか?
今回、韓国のLCCは日本便の客の激減で相当ダンピングが進んでいるようだ。
ソウル-成田便に片道¥1,000が出たとか?
でもあなたはこの金額に「ラッキー」とほくそ笑んで航空券を買えるだろうか?
自分にはとてもそんな勇気はない。