このところ高齢者の高速道路における逆走事故が問題になっている。
ほぼサービスエリアの入口と出口の間違いだ。
そもそも高速道路の駐車場は進行方向に出やすくする様に斜めに角度をつけている。
要はこの向きさえも意識に入っていないことになる。
交通量が多いサービスエリアであれば入口からたえず車が流入している。
でもなぜかこの流れを無視して入口に向かってしまう。
そこで自分なりの仮説を立ててみた。
それは高齢者のドライバー自身が高速道路を走行している事を忘れてしまっているのではないかという事だ。
というのも概ね逆走している車は左側通行を遵守している。
話が少々ややこしくなってしまうがまともに走っている車にとっては一番右側の追い越し車線のことだ。
逆走しているドライバーの意識は交通法規を守っているということなのだろう。
とはいえ早急に何か抜本的な対策が必要だ。
ゲート案ガ出されたがまともにサービスエリアにはいってくる車にとっては邪魔そのものだろう。
ましてや人を置いておくわけにもいかない。
そんな中良い案だと思ったのが赤信号を設置するというものだった。
もともと交通法規を順守する人達なのだ。
赤信号は順守するだろう。
停車している車があると係員がこのドライバーに注意を促せば良い。
ずっと張り付いている必要もない。
これが一番な有効な方法なのかもしれない。
高齢者の逆走事故が怖いのは正面衝突することによる被害の大きさだ。
とにかく本線に入れないことを考えなくていけない。
自分もいつかは運転免許証を返納する日がくるだろう。
これはすべてのシニアの課せられた使命だと思う。
ただ老いに対する認識が各自違うだけに非常に難しい。
また生活している環境によっても判断が非常に難しいだろう。
昨年2月、岡山県の両備ホールディングスが赤字の31バス路線の廃止を発表した。
両備ホールディングスといえば「地方公共交通の救世主」とか「地方公共交通の再生請負人」と呼ばれ和歌山県の貴志川線再生など地方交通の救世主だった。
その両備ホールディングスがバス路線を廃止したという事は地方におけるバス路線の維持がかなり厳しいという事だ。
一口に「高齢者から車を取り上げろ」というが特に地方はバスも走れない状況に陥っている現実がある。
これはかなり根っこの深い問題になりそうだ。