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Beatlesの謎の曲名

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Beatlesといえばシニア世代の方にはなじむの深いバンドではないだろうか?

ほぼリアルタイムで接していた方も多いと思われる。

 

自分もかなりはまったほうで今でも彼らを超えたバンドは無いと思っている。

さてBeatlesといえば日本人にもわかり易いシンプルな歌詞の曲が多い。

 

「Hello Goodbye」などは中学生でも理解できる内容ではないだろうか?

また解散後のジョンレノンが発表したスタンダードナンバーである「Imagin」などもシンプルな歌詞ゆえにメッセージ性の強い曲に仕上がっていると思っている。

 

Let it beは感動コード

 

さてそんなBeatlesの曲の中に理解に苦しむタイトルが二曲ある。

まず一つ目が「Can’t buy me love」だ。

 

イントロ無で始まる初期の名曲のひとつだ。

ポールマッカートニーの作品だ。

 

ちなみにBeatlesのほとんどの曲のクレジットは「Lennon-McCartney」でジョンレノンとポールマッカートニーの共作扱いになっているが概ねメインボーカルを取ったほうがその曲の作者と言われている。

さて話を戻そう。

 

「Can’t buy me love」の主語はないが多くの方は「You」が省略されていると思っているようだ。

仮に「You can’t buy me love」にして直訳すると「あなたは私に愛を買うことはできない」となる。

 

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何ともトンチンカンな意味になる。

実をいうとこのタイトルの主語は「You」ではなく「Money」なのだ。

 

「Money can’t buy me love」で「お金は私に愛を買うことはできない」つまり「お金で愛は買えない」という意味になる。

これなら辻褄があいそうだ。

 

 

「お金」をタイトルにいれて全面に押し出すと嫌らしいと思ったのか省略したのだろう。

そして二曲目が「All you need is love(愛こそはすべて)」だ。

 

自分のつたない英語力から見ても一般動詞とbe動詞が並ぶことに昔から非常に違和感があった。

よくよく調べてみるとこのタイトルは「SVC」の形であり「All you need」がSで、「is」がV、「love」がCとなる。

 

問題になるのがSの「All you need」だがこれは関係代名詞で厳密には「All that you need」となる。

つまり「you need」が「All」にかかっているのだ。

 

「あなたが必要とするものすべて」という意味なる。

そして全体の意味としては「あなたが必要とするものすべては愛である」ということになるのだ。

 

邦題の「愛こそすべて」とはかなり端的な日本語に当てはめていると思う。

たまには大好きなBeatlesで英語の勉強をするのも悪くないだろう。

 

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