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政治・経済

10連休は働き方改革になっているか?

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自分が新卒で就職した頃には完全週休二日制も定着していない時だった。

だからGWなどの連休にはときめいたものだ。

 

そう考えると現在の会社員は週休二日制ありきの10連休など非常に恵まれていると思う。

ただ経営者側は生産効率が落ちるのでどこで辻褄を合わせようかとかなり頭の痛いところではないだろうか?

 

また外食産業などのサービス業など人手不足にあえぐ業態ではこの連休には社員総出で乗り切ったのではないだろうか?

人が休めば休んだ分だけ仕事が増える。

 

方や非正規雇用で働く人は働きたくても仕事がない。

この需要と供給の何ともいえないアンバランス。

 

政府の目的は経済波及効果だったと思うが政府の推進する「働き方改革」には多くの問題を残したようだ。

結論からいうと皆が一斉に休むことに何のメリットもない。

 

道路や有名観光地は大渋滞。

リフレッシュといいながら人ごみの中に疲れに行くようなものだ。

 

今年の4月から年次有給休暇が義務化になった。

 

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むしろ今回のような連休にはあまり動かずに年次有給休暇をうまく利用して旅行する方が理に適っていると思う。

ただ大手ならまだしも中小・零細企業がどこまでこの改正に対応できるかは甚だ疑問だ。

 

つまるところ日本企業も日本人も欧米のような長期のバカンスには慣れていない。

というかそもそも休む文化がないのだ。

 

 

だから政府がいくら音頭をとっても働き方改革は進まないだろう。

今回小学校一年生の5月病が危惧されている。

 

小学校という新しい環境に入っていきなりの10日間という連休を過ごした。

そうある意味5月は子供がその環境に馴れるための一番重要な時期なのだ。

 

このタイミングでの長期休暇は百害あって一利もないような気がする。

政府としても元号が変わる節目として国民に与えたはずの飴が毒になっては本末転倒だ。

 

むしろ子供も含めて何故連休になるのか?

今後の日本人はどのように休日を取得してどのように過ごすべきなのかを考させる時間にすべきだったのではないだろうか?

 

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