このところコンビニの24時間営業の是非が話題になっている。
消費者からみれば24時間営業の恩恵は有り難いところだが運営している方は非常に大変だ。
ブラックと呼ばれているのに仕事をしているアルバイトやパートさんには本当に頭が下がる。
「大手三社によるコンビニの飽和が近い」と叫ばれて久しいが、この人手不足の状況を見ているとコンビニの崩壊は出店競争ではなく働く人がいなくなる事の要因になりそうな気もしてくる。
さてそんな事はさておき、最近のコンビニにはレジから少し離れた所に「レジ待ちライン」を設定している。
レジ待ちの客の不公平感を無くすためのものであり銀行のATMと同じに様に一列で順番を待たせるものだ。
これには客も納得のいくところだろう。
実は先日ある店でこの列に関する不愉快な経験をした。
ちなみにそのコンビニとはセブンイレブンではなく某大手コンビニ店だ。
昼時を過ぎレジは一台しか開いていなかった。
自分はその「レジ待ちライン」で順番を待っていた。
「レジ待ちライン」に人が溜まってきたのを知りバックヤードからもう一人の店員さんが出て来て二台目のレジを開ける事になった。
自分の番が来たと思い動きだそうとしたその時、たまたま二台目のレジの前にいた外国人の客が買い物カゴをレジに置いてしまったのだ。
その瞬間その二台目のレジを開けた店員さんがこちらに視線を送ったのがはっきりわかった。
ルールを守って待っている客の順番を飛ばした事への後ろめたさがあったのだろう。
自分もカチンときたが大人げないと黙っていた。
結局その二番目のレジで精算をする事になった。
店員は申しわけなさそうに「お待たせしました」と一言告げて精算を始めた。
コンビニ側が客に順番順守を要求するならコンビニ側も客に対して順番順守徹底させる義務があると思う。
この店員さんが間違っていたのはレジを開けた時に一言「二番目のお客様どうぞ」と言わなかったことだ。
それがコンビニのレジの自然な流れだろう。
言葉が通じない外国人だからというのはいいわけに過ぎない。
ちなみにあきらかに近隣で働いていそうな外国人だった。
たぶんに日本語は通じたはずだ。
仮に通じなくても身振り手振りで「レジ待ちライン」に誘導することもできた。
たった一回の不愉快な対応で客はその店のイメージを決めてしまう。
コンビニ本部側も人手不足に頭を痛めていると思うが労働の質を落としてはいけないと思う。