この頃は鏡の前に立つ時間が長くなった。
女性が鏡の前に長時間立つのは当たりまえだが男の長居にはそれなりに理由がある。
まず何といっても髪の毛だ。
眺めていたからとと言って増えるわけじゃないがとにかく気にかかる。
そしてそのまま白髪のチェックが始まる。
こちらも想像を絶する状況になっている。
一見すると黒く見える髪も根元を探っていくと真っ白な状態だ。
特に両サイドが酷い。
これも気にしだすとキリがないからある程度のところで諦めてしまう。
さて次は髭や鼻毛の白髪だ。
気が付けば顔周辺はすべて白髪に占領されてしまっている。
もちろん下のほうもちらほら目立ってきている。
髭については毎日剃っているのでそれほど目立つ事はない。
鼻毛についても毎日歯磨きをしながら表にでてきそうな目立つもの処理していくのでこちらも問題ない。
そう男性が鏡の前でチェックするのはそのほとんどが「毛」の事だったのだ。
そして身支度も整いでかけようとした瞬間にあるものが視覚にはいってきた。
あわてて老眼鏡を持って来て見てびっくりだ。
長い白髪の眉毛が知らない間に成長していたのだ。
まさに伏兵だ。
目が悪くなっているので老眼鏡がないとわからなかった。
そして眉毛の白髪と格闘する事3分。
鼻毛を切るはさみで根元から切っていく。
これは切っても後から成長してくる。
今後2週間に一回はチェックが必要だろう。
しかし目の上の眉毛にこんなに立派な白髪が生えていたとは「灯台もと暗し」。
自分が知らないところで体もどんどん老化しているようだ。
そもそも生えている毛には目的があるという。
眉毛には額から落ちてくる水から目を守る効果がある。
あまり眉毛を切るのも考えものだ。
白髪の原因は「チロシン」というアミノ酸の老化により減少するからとと言われている。
このチロシンというアミノ酸を体内に補給には「大豆」、「カツオ」、「たらこ」そして「チーズ」などが有効なようだ。
酒飲みにはまたとない「酒の肴」が並んだ格好だ。
白髪対策のためにも積極的にこれらを肴に一杯やっていこうと思う。
眉毛をほっておく人がいる。
村山富一前首相などは全然気にせず伸ばし続けていた。
ただ自分はあまり長くなると視界に入ってストレスがたまる。
だから必要最低限度を残して切っていくことにしている。
「長い眉毛は縁起が良い」と昔は言われていたが今の自分には少々「眉つば」に感じる。