好評の三桁国道、今回は370号から379号まで旅してみたい。
中部地方から近畿地方に至った360番台。
370番台はどこに進むのか?
国道370号 (和歌山県海南市-奈良県奈良市)
国道371号 (大阪府河内長野市-和歌山県東牟婁郡串本町)
国道372号 (京都府亀岡市-兵庫県姫路市)
国道373号 (兵庫県赤穂市-鳥取県鳥取市)
国道374号 (岡山県備前市-岡山県津山市)
国道375号 (広島県呉市-島根県大田市)
国道376号 (山口県山口市-山口県岩国市)
国道377号 (徳島県鳴門市-香川県観音寺市)
国道378号 (愛媛県伊予市-愛媛県宇和島市)
国道379号 (愛媛県松山市-愛媛県喜多郡内子町)
「河内長野市」と聞いてその位置がピンとくる方は大阪府民でも少ないのではないだろう?
大阪府の海岸線を堺市から南下する。
「だんじり」で有名な岸和田市が見えてきたら地図をそのまま東側に移動する。
PL学園で有名な富田林市の南側に「河内長野市」は位置する。
国道371号はこの山間の「河内長野市」から紀伊半島最南端の串本町までこれまた山間の道で至る。
京都府亀岡市は京都市内から山陰本線、国道9号のルート上の位置する。
京都府内では京都市、宇治市につぐ三番目の人口を有する街だ。
といっても人口は僅か8.8万人と三番目の都市としては少々寂しいイメージのある街だ。
国道372号はこの亀岡市から山陽道である国道2号の至るルートである。
姫路市から阪神地域を経由せずに京都に至ることができるルートでもある。
広島県呉市は軍港という成り立ちからも交通インフラは恵まれなかったように思われる。
そもそも国道2号から外れてしまっている。
その呉市から国道375号が陰陽連絡道として北に伸びている。
山口市といえば山口県の県庁所在地なのだが少々肩身の狭いところがある。
人口規模では下関市に7万人近く水を開けられて二位であり、小郡町と合併するまで山陽新幹線のルートからも外れていた。
本来であれば県都である都市には県内の都市から街道も集まるのだが、山口市にそのようなイメージはない。
この岩国市から伸びる国道376号が数少ない国道の一つだ。
国道378号は幹線である国道56号のバイパスルートで伊予灘に沿って南下する。
沿線の近くには四国電力の伊方原発もある。
370番台は近畿から中国、四国地上に至っている。
380番台はどちらに進むのか?