今年の10月1日からセブンスターが500円に値上げされている。
煙草一箱がワンコインかと思うと時代の流れを感じる。
大学生から煙草を吸い始めたが30歳を前に煙草をスッパリと止めた。
当時吸っていた煙草がハイライトで150円だ。
確かセブンスター180円の時代だったと思う。
煙草を止めてから煙草の価格に興味もなかったが知らない間に当時の三倍に跳ね上がっている様だ。
今回の値上げでいったいどれだけの喫煙者が煙草を止めたかは甚だ疑問だ。
喫煙者の数字は値上げ前とあまり変わっていない様な気がする。
この逆風の環境の中、未だに煙草を吸っている方々はかなりのヘビーユーザーだからだ。
たぶんもう一桁高くならないと煙草を止める事はないと思う。
冷静になって喫煙していた頃を思いだすと煙草を本当に美味しく感じる瞬間はかなり限られていたと思う。
食後は確かに美味しい。
でも果たしてあとの煙草にいったいどれだけの美味しさがあったか疑問だ。
取引先とテーブルにつく度に煙草を吸い始める。
なにかビジネスの小道具になっている面がある。
一回の商談で最低でも2本に火をつける。
夕方頃になると煙草の香りどころではない。
あるのは不快感と吐き気だけになっていた。
それだけ不快な思いをしながらも煙草の危険性と向かい合っていかなくてはならないから厄介だ。
煙草には「癌」、「脳卒中」、「心筋梗塞」、「動脈硬化」、「高血圧」、「糖尿病」などなど命にかかわる疾患のリスクがあると言われている。
もちろん煙草を吸っていなくてもこれらの疾患になる可能性はあるかもしれない。
でも自分から火の海に飛び込んでいくこともないと思う。
そして自分は喫煙のデメリットとして疾患と並ぶぐらい重要なのが「口元の臭い」だと思っている。
とにかく臭い。
これだけは煙草を吸っている人には絶対にわからないだろう。
自分は煙草を止めて数十年経つが喫煙者のそばによると吐き気をもよおす。
「大袈裟だ」という喫煙者の方は非喫煙者の家族や友人に聞いてみると良い。
たぶん皆こう答えるだろう。
「今まで言わなかったけど非常に我慢していた」と。
そうあなたは何十年もの間、周囲に公害をまき散らしていたのだ。
喫煙者は煙草を吸っていない時にもまわりに迷惑をかけている事を覚えていて欲しい。