「GAFA」という言葉をご存じだろうか?
「ガーファ」と読む。
我々シニア世代だと「サイモン&ガンファンクル」を思いだすかもしれないがそれは間違いだ。
この「GAFA」は4つの会社の頭文字から来ているが「グリコ、味の素、ファンケル、アサヒビール」というわけではない。
現在、世界のIT産業をけん引する4社すなわち「Google(グーグル)」、「Apple(アップル)」、「Facebook(フェイスブック)」、Amazon(アマゾン)」の事を表わしている。
市場をけん引しているといえば聞こえは良いが巨大になり過ぎて独占企業になっていると揶揄もされている。
「Google(グーグル)」は1998年にスタンフォード大学で博士課程に在籍していた「ラリー・ペイジ」、「セルゲイ・ブリン」によって創業された。
検索エンジンを提供するだけよく商売が成り立つと思われるがグーグルはおよそ300億ドルの売上を全世界であげている。
その売上のほとんどが広告費と言われている。
「Apple(アップル)」は1977年に有名な「スティーブ・ジョブズ」とヒューレット・パッカードに勤務していた「スティーブ・ウォズニアック」によって創立されている。
「Macintosh(マッキントッシュ)」の成功が後のアップルの成功につながった。
「Facebook(フェイスブック)」はハーバード大学でルームメイトだった「マーク・ザッカ―バーグ」と「エドゥアルド・サベリン」により創業されている。
なにかと話題にのぼる「マーク・ザッカ―バーグ」だがアメリカの石油王といわれた「ロックフェラー」の孫ではないかという都市伝説が未だにはびこっている。
「Amazon(アマゾン)」は1994年に「ジェフ・ベゾス」がアマゾンの前身である「Cadabra, Inc.」を創業することに始まっている。
「ジェフ・ベゾス」は今や世界最大の資産家でフォーブスの長者番付で世界一になっている。
ワシントンポスト紙のオーナーもつとめている。
シニアの方々でもアマゾンにお世話になっている方は多いのではないだろうか?
かくいう自分もネット通販ではじめに調べるのはアマゾンになってしまった。
この「GAFA」に死角があるとすればそれは中国企業なのかもしれない。
衰退する自動車産業からアメリカを守ったのはこの「GAFA」が率いるIT産業だ。
トランプもこの企業を守るために今中国と戦っているかもしれない。