時代について行くのではなく、時代を追いかける。

シニアのための現代用語備忘録

カルチャー

北海道のそだね

投稿日:

スポンサードリンク



 

年末が近づくとこの一年の回顧番組が増えてくる。

一番驚くのは「平昌冬季五輪」が今年行われていた事だ。

 

やれ高速鉄道が間に合わないとか雪が降らないとか開催が危ぶまれていたが何とか無事に乗り切る事ができた。

開催していたのは2月9日から2月25日までの17日間だったがもう二年ぐらい経過しているような気分だ。

 

ところでその平昌冬季五輪でブームになったのがカーリング女子のLS北見だ。

カーリングのプレイもハラハラして楽しむ事ができたが、何といっても試合中にかわされる彼女達の「そだね」という北海道弁のやりとりに興味が集まったのは記憶に新しいだろう。

 

ところでその「そだね」が2018年の「ユーキャン新語・流行語大賞」に年間大賞に選ばれたのだ。

これに異論を唱える方はいないだろう。

 

ところでこの「そだね」だが北海道弁と言われるが北海道全域で使っているのでは無いようだ。

ちなみに自分は北海道出身ではないが北海道はかなりの回数訪れた事がある北海道フリークだ。

 

関東の人間からしたら北海道弁と聞いても何の違和感もないのだが地元の人にとっては少々違うらしい。

そこで札幌出身の友人に連絡したが少々違和感を感じるとの事。

 

このあたりのニュアンスは地元ではないとわからないだろうと思う。

 

スポンサードリンク



 

ちなみはLS北見の正式名称は「ロコ・ソラーレ北見」だ。

北見市は北海道のオホーツク海に近い北東に位置する街だ。

 

人口およそ12万の都市だが、北海道内の原野を走っていると北見市クラスの都市は凄く大きくまたオアシスの様に感じる。

都市機能が最低限整う都市としては日本の北限ではないだろうか?

 

 

この北見市は札幌から直線距離でおよその距離にある。

東京から250kmというと静岡県や福島県あたりで言葉は完全に変わっている。

 

だからこれだけ離れていると札幌市と同じ「北海道弁」というくくりはありえない。

どうも調べてみると彼女達が使っている言葉は道東方面で使われている「浜言葉」らしい。

 

カーリング女子のLS北見のメンバー(本橋麻里、藤沢五月、吉田夕梨花、吉田知那美、鈴木夕湖)は皆、北見市(ただし吉田姉妹と鈴木は旧常呂町出身)の出身だ。

幼い頃からこの道東の「浜言葉」が染みついているのだろう。

 

だけど聞けば聞くほど心地よい響きだ。

緊張感のある試合会場の中で何ともいえない安らぎを感じさせてくれる。

 

気がつけばすでにウインタースポーツの季節。

条件反射だろうか?

 

またあの心地良い「そだね」が聞きたくなってきた。

 

スポンサードリンク



 

-カルチャー

Copyright© シニアのための現代用語備忘録 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.