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海外にシャワートイレ

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以前、あるテレビ番組で触れていたがヨーロッパではトイレについて触れることはタブーのような風潮があるらしい。

つまりトイレの使い勝手が良いとか綺麗だとかという会話はしてはいけないようだ。

 

だから日本メーカーの便座の下にシャワーを付ける発想など思いもしないような気がする。

そもそも日本人はトイレにはある種の思い入れがあると思う。

 

トイレの清潔感はその家の格式を計る「ものさし」であり、昔からトイレと向き合ってきた歴史がある。

自分は人生の中でトイレの時間とは非常に重要な時間になっている。

 

「待っている人」がいなければ出来る限りゆっくり過ごしたい。

鉄道が好きな自分はトイレに時刻表を持ちこむ事が多い。

 

トイレの中はとにかく集中ができるだ。

そして少々汚い話になってしまうがトイレで時刻表を広げると何故か「便意」が高まるように思える。

 

子供の頃、街の本屋さんで立ち読みしてると「便意」が生じた人はいないだろうか?

街の本屋さんは現在のような大型店舗ではないのでトイレがない。

 

慌てて自宅に帰った記憶がある。

 

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本屋にいると「便意」をもよおすというのはいろいろな説あるが自分的には「インクの臭い説」が有力だと思っている。

書籍特有のあの臭いが条件反射になっていると思っている。

 

しかしこのシャワートイレにはかなり馴れてしまった。

最近ではシャワートイレの無いトイレでする事が出来ない。

 

 

ここでヨーロッパに話を戻すが現在でも星が付くクラスのホテルでなければこのシャワートイレは期待できないようだ。

シャワートイレ普及の壁になっているのはトイレの場所にあるようなのだ。

 

一般に欧米のホテルでは浴室とトイレが一体になっているタイプが多い。

そうなるとコンセントをつける事ができない。

 

電気で動くシャワートイレはお手上げ状態になってしまうのだ。

旅行用の持ち運びできるトイレ用シャワーもあるが、あれを税関で見られるのも少々忍びない。

 

内閣府が2018年の3月に発表した消費動向調査によると2人以上世帯で温水洗浄便座普及率は80.2%にも及ぶとの事。

独身世帯は除いても10軒に8軒は入っているようだ。

 

この快適で素晴らしいシャワートイレを海外に普及させるには海外からの観光客が日本で経験して口コミで広がるのを待つしかないだろう。

 

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