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複雑な東京の地下鉄12

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東京の地下鉄には経営母体に関係なく路線番号が通しで割り当ててられている。

今回は11号線と言われている東京メトロ半蔵門線について触れてみたい。

 

半蔵門線の起点は渋谷駅で終点は墨田区の押上駅になっている。

双方の駅から直通運転を行っている。

 

渋谷駅側は東急田園都市線の長津田駅(JR横浜線乗り換え)、終点の中央林間駅(小田急江ノ島線乗り換え)まで設定されている。

というか半蔵門線内の「渋谷止まり」という設定はされていない。

 

これは車庫を東急線内に置いているからだ。

また押上側は東武スカイツリーラインに直通運転をしている。

 

こちらは東武動物公園駅(東武日光線乗り換え)、南栗橋駅、久喜駅(JR宇都宮線乗り換え)などが行先に設定されている。

なお「押上駅止まり」の設定は存在する。

 

さて東京都の地下鉄路線図でを良くみるとこの路線がある地下鉄路線のバイパス線だという事をよく理解できる。

「三越前駅」で交差して「赤坂見附駅」付近から渋谷駅まで並行して走っている。

 

すなわち東京メトロ銀座線のバイパスになっているのだ。

銀座線は日本一(厳密には東洋一)古い路線のため車両編成(6両)や第三軌条(パンダグラフがない)の関係で輸送量の限界に達している。

 

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ラッシュアワーの際には2分間隔で通常でも3分間隔で運行している。

まさにピストン輸送状態だ。

 

この状態を是正するためにこの半蔵門線が設定されている。

ということでこの路線を乗りこなすにはある程度テクニックが必要になる。

 

 

まず銀座線で渋谷方面に向かう方でそのまま渋谷駅で降りて東急東横店や渋谷ヒカリエに用がある方はそのまま乗車して良いだろう。

でも道玄坂方面に向かう方や「三軒茶屋駅」や「二子玉川駅」方面に向かう方は渋谷駅のひとつ手前の「表参道駅」でこの半蔵門線に乗り換えたほうが良いだろう。

なぜならこの「表参道駅」は銀座線と半蔵門線が進行方向で同じホームが設定されているから非常に便利だ。

 

また逆に銀座線で浅草まで行って東武線に乗り換える方はこの「表参道駅」で半蔵門線に乗り換える方が速い場合がある。

ただし半蔵門線の行先が「清澄白河駅」または「押上駅」止まりだと微妙な場合もあるので要注意だ。

 

ただその駅で後続を待てば乗り換える手間はどちらにしてもなくなる。

東京都内の移動もさることながらその先の移動も考慮して地下鉄に乗るのが東京の複雑な地下鉄を攻略するノウハウでもある。

 

複雑な東京の地下鉄13

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