ロシアは北方領土返還と平和条約締結に向けてもっともタイムリーな国だ。
ところが隣の国なのに知っている都市がいくつもない。
その理由はやはり見えない壁があるからなのかもしれない。
とりあえず上位10位までをあげてみよう。
2007年のデータだ。
1. モスクワ市 1044.2万人
2. サンクト=ペテルブルク市 457.1万人
3. ノヴォシビルスク市 139.1万人
4. エカテリンブルク市 131.5万人
5. ニジニ・ノヴゴロド市 127.8万人
6. サマーラ市 113.8万人
7. オムスク市 113.4万人
8. カザン市 111.5万人
9. チェリャビンスク市 109.1万人
10. ロストフ=ナ=ドヌ市 105.1万人
ロシアの人口がおよそ1億4700万人で日本のおよそ1.15倍だ。
人口密度は8.5人/k㎡で日本の340.8人/k㎡の1/43だ。
人口密度はだいぶ違うが、100万以上の都市が10と日本とバランスが似ているような気がする。
さて多くの方が上位2都市しかイメージが湧かないのではないだろうか?
モスクワは言わずとしれたロシアの首都だ。
モスクワ都市圏人口は1657万人で欧州一位の規模を誇っている。
日本の大阪市の都市圏人口と同じくらいになる。
北緯は55度の高緯度になる。
日本の最北端の宗谷岬が北緯45度だ。
そのため1月のモスクワの最低気温はマイナス9度に達する。
札幌市がマイナス7度だ。
かなり過酷な地に1700万人近い都市圏がある事に驚かされる。
さて二番目のサンクト=ペテルブルク市だが自分達世代には1991年まで使われていた「レニングラード」のほうが馴染みがある。
このレニングラードは1917年まではロシア帝国の首都だった。
北緯は更に北上して59度だ。
モスクワも凄いがこの緯度に460万人の大都市があること自体が凄い。
と思って調べてみたらスウェーデンの首都のストックホルムも同じく北緯59度にある。
調べてみないとわからないものだ。
さて問題はその他の都市だが、ノヴォシビルスクはモンゴルの北東にあるシベリア最大の都市だ。
エカテリンブルクはロシア中央部ウラル地方の経済・文化の中心地になっており「ウラルの首都」と呼ばれている。
とにかくロシアの都市は名前になじみがないので覚えることもできない。
ちなみに日本から近くなじみのあるウラジオストク市の人口はおよそ58万人で23位につけている。
近くて遠い国と言われるロシアだが調べれば調べるほど興味が沸かないのは自分だけだろうか?