ブラジルは移民などにも日本との関わりが多いわりに知っている都市といえばいくつもない。
とりあえず上位10位までをあげてみよう。
2016年のデータだ。
1. サン・パウロ 1192.9万人
2. リオ・デ・ジャネイロ 649.8万人
3. ブラジリア 298万人
4. サルヴァドール 293.7万人
5. フォルタレザ 260.9万人
6. ベロ・オリゾンテ 251.3万人
7. マナウス 208.3万人
8. クリチバ 189.4万人
9. レシフェ 162.5万人
10. ポルト・アレグレ 148.1万人
ブラジルの面積はおよそ851万6000k㎡で日本の37万8000k㎡のおよそ23倍だ。
人口はおよそ2億768万人で日本のおおよそ2倍。
人口密度は日本の340.8人/k㎡に対してブラジルの密度は24.8人/k㎡と圧倒的に都市に人口が集約されている様に思われる。
ブラジルといえば2016年にリオ・デ・ジャネイロで夏季オリンピックが開催されているのでリオ・デ・ジャネイロが一番大きな都市のイメージがあるが、一番はサン・パウロだ。
それも倍近いスコアになっている。
サン・パウロは南半球最大の都市で都市圏人口にいたっては2060万人で世界第10位になっている。
ブラジルの経済、文化の中心地で日本でいえば東京にあたる。
だが残念ながらこの都市は首都ではない。
首都については後で触れようと思う。
さて前回の夏季オリンピックの開催地であるリオ・デ・ジャネイロは経済規模はサンパウロに次ぐ第二位であるがどちらかというと「観光都市」の色合いが強い。
歴史が古くリオ・デ・ジャネイロは旧の首都である。
ブラジルがポルトガルの植民地であった事は有名だ。
だから南米のほとんどの国がスペイン語を公用語にするのにブラジルだけがポルトガル語を公用語としている。
そのポルトガルから独立後、サン・パウロやリオ・デ・ジャネイロなど大西洋沿岸部と内陸部の所得格差が起きていた。
その解消策として内陸部のブラジリアに遷都することになった。
だから四位のブラジリアが現在の首都になっている。
このブラジリアは計画都市で住宅区画と商業区画また官庁街など各区画は厳然と別れている。
これが非常に不便なのだ。
だから人口およそ250万人に対して自家用車の総数がおよそ100万台とブラジル一自動車の保有率が高いと言われている。
さて申しわけないが一般的な日本人でブラジルの都市で知っているのは概ねこの3都市ではないだろうか?
それとも自分の勉強不足だろうか?