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面倒な年賀状

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まもなく平成最後の年賀状のシーズンになる。

正直年賀状を作る(書くのではない)は少々面倒だ。

 

来年2019年のお年玉はがきの目玉商品は2020年東京オリンピックのペア招待券だ。

交通費や宿泊費の面倒も見てくれるとの事。(全額保証ではない)

 

このなんともビッグな賞の当選本数は181本で、1,000万本に一本当たる確率のようだ。これでは正規に申しこんだほうが良いような気がする。

にしても最近のお年玉年賀はがきの商品はすこぶる良いようだ。

 

この背景には日本郵政の切実な現状がある。

年賀はがきの発行枚数は2003年の44億5,000万枚をピークに減少の一途を辿っている。

 

2018年今年の発行枚数は24億枚とほぼ半減したようなイメージだ。

この減少はもちろん携帯やスマホのメールに関連している。

 

ちなみに2003年のピークは1995年の「ウィンドウズ95」が発売してから8年後だ。

パソコンで年賀はがきを印字する事が定着した頃だったのではないだろうか?

 

皮肉な事にその年賀はがきで自分で作ることの定着を広めたPCのIT(インフォメーションテクノロジー)が年賀はがきを衰退に追い込むことになる。

 

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そういえば自分でもここ数年仲の良かった友人には新年の挨拶に「あけおめ」、「ことよろ」メールを送ることが定番化している。

ここでいう「あけおめ」とは「明けましておめでとう」の事で「ことよろ」とは「今年もよろしく」の意味だ。

 

もちろんこの友人には年賀はがきを送っているがつい習慣でこのようなメールを送っている。

よくメールには温度が無いと言われるがデジタルにはデジタルの良さがあり年賀はがきにはアナログの良さがある。

 

 

もちろんこのメールは会社の上司や目上の親戚に送るわけにはいかない。

ということで昨今の若者は友人にはメールで新年の挨拶を送り、上司や親戚は無視になるのだろうか?

 

こんなご時世だから昨今の会社ではメール退職も有りというから驚きだ。

我々の感覚であればどんなに嫌な上司でも最後の挨拶ぐらいは直接言いに行ったものだ。

 

ところが最近では会うこともしないというのだ。

こんな世代に重要な顧客や案件を任せることも出来ないと思う我々は古いのだろうか?

 

面倒だといいながらも年賀状を作りながら時代の流れを痛感する。

 

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