オランダは歴史的にも日本との関わりが多いわりに知っている都市といえばいくつもない。
とりあえず上位20位までをあげてみよう。
2008年のデータだ。
1. アムステルダム 74.7万人
2. ロッテルダム 58万人
3. デン・ハーグ 47.5万人
4. ユトレヒト 29.4万人
5. アイントホーフェン 21万人
6. ティルブルフ 20.1万人
7. アルメレ 18.3万人
8. フローニンゲン 18.2万人
9. ブレダ 17万人
10. ナイメーヘン 16.1万人
11. アペルドールン 15.5万人
12. エンスヘーデ 14.9万人
13. ハールレム 14.7万人
14. アーネム 14.3万人
15. ザーンスタット 14.2万人
16. アメルスフォールト 14.1万人
17. ハーレマーメール 14万人
18. スヘルトーヘンボス 13.6万人
19. ズーテルメール 11.9万人
20. ドルトレヒト 11.8万人
上位2都市は日本ではかなりの知名度がある。
そもそもこの二つの都市には共通点がある。
地名に共通する「ダム」とはそのものずばり「ダム(堤防)」のことだ。
オランダの英語表記は「Nederland(ネーデルラント)」で「低地の国」を表わす。
オランダの国土の1/3は海面よりも低い。
13世紀以降に干拓事業により作られた国土からこのような「ダム」という言葉が付いたのだろう。
オランダの面積はおよそ41,800㎡で人口はおよそ1,650万人だ。
九州の面積がおよそ36,750㎡で人口がおよそ1,320万人だ。
単純に九州を一回り大きくしたようなイメージだろう。
ところがその九州には146万人の福岡市を筆頭に北九州市(97.6万人)、熊本市(73.4万人)、鹿児島市(60.5万人)などそれなりの都市が並ぶ。
どうもヨーロッパ全体にいえることだが、大都市よりも小規模の街が好まれる傾向にあるかもしれない。
さて三番目の「デン・ハーグ」という都市を聞いたことあるだろうか?
「ハーグ国際司法裁判所」がある事で非常に有名な街だ。
どうだろう。
あと日本人でピンと来そうな都市名は「ユトレヒト条約」で有名なユトレヒトぐらいだろうか?
オランダの都市はどうも覚え難い地名も多いような気がする。
もともとオランダ語はドイツ語の分類に入るらしい。
それでも方言レベルではなくある程度独立性があるらしい。
だからオランダの地名はわかり難いかもしれない。