「マジンガ―Z」は漫画家、永井豪氏原作のロボット漫画だ。
1970年台に少年ジャンプに掲載されていた。
永井豪氏といえば1960年台は同じく少年ジャンプに「ハレンチ学園」を掲載しておりその内容は当時のPTAの格好の餌食になった。
ところが1970年台に少年マガジンに掲載された「デビルマン」のシリアス路線に火がつきこの「マジンガ―Z」につながる。
当時のロボット漫画といえば横山光輝氏の「鉄人28号」でありロボットは「遠隔操作」するものであった。
ところがこのマジンガ―Zは操縦者自らロボットの最上段に乗るという奇をてらった演出が功を奏した。
当時、「パイルダーオン」と叫んでいたシニアの方も多かったのではないだろうか?
ところで韓国のロボットアニメのキャラクターである「テコンV」はご存じだろうか?
見たことがない方はグーグルに「テコンV」と入れてググってみてほしい。
右からみても左からみてもどうみても「マジンガ―Z」のパクリである。
実をいうと日本文化の「韓国起源説」が大好きな韓国国内でさえ「テコンV」は「マジンガ―Z」のパクリであると大方の人が認めている。
認めていないのは裁判所ぐらいだろう。
ところでなぜこのような話の流れになってしまったのだろうか?
実をいうと韓国では長いあいだ日本の大衆文化の流入制限が行われていた。
日本の漫画が韓国で公に市民権をえたのはほんの20年前の話だ。
ところがこれだけ近いと日本の人気漫画の情報だけは入ってくる。
そのため、「あしたのジョー」、「ドラえもん」そしてこの「マジンガ―Z」などコピーされまくっていたのだ。
「あしたのジョー」の主人公はもちろん韓国人なので原作で対戦する韓国人ボクサーがでてくると辻褄があわなくなる。
そこでその韓国人ボクサーはベトナム人そて出場している。
また「ドラえもん」の劣化コピーされて韓国では「トンチャモン」となっている。
「テコンV」もそうだがこれらの漫画文化で育った子供達が大人になり信じていたものがパクリ文化だった事を知った時の衝撃は想像に値する。
いくら本人がそれは韓国発の文化だと主張しても世界を席巻する日本の漫画やアニメなどのサブカルチャーの前ではまず勝ち目がない。
ある意味この「テコンV」で育った韓国の子供達も被害者なのかもしれない。