自分達が車の免許をとった頃は交差点で止まったらヘッドライトを消しなさいと習った記憶がある。
彼女を横にのせていた時はおもむろにライトを点けて出発する時に何ともいえない高揚感を得たものだ。
我々シニア世代はこれが当たり前だと思っていた。
ところが最近では交差点に止まっても消す人はいない。
四駆車などはハイビームかと思われるような強いライトが背後からてらされる。
文句でも言いたくなる時もある。
ところが文句を言ったらあなたが責められる事になる。
現代においては車の位置を周囲に知らしめるためや、点灯忘れを防止する観点から車のヘッドライトは夜間は常時点灯すべきなのだ。
そういえば「原動機付自転車」の「二段階右折」というのも昔言われていた。
それはいったいどうなってしまったのだろうか?
片側二車線の右折帯に制限速度が30kmの原付がどうやって入ったのだろうと思う事も多い。
なし崩しになってしまったのかと思いきやこの法律は今も生きている。
こちらの要件が厄介で「警察官などによる手信号が行われている交差点」で「二段階右折の標識がある場合」もしくは「片側3車線以上の道路の場合」もしくは「一方通行で3車線以上の道路」となっている。
この条件だと地震などの天災が起きて信号が麻痺した時以外ありえないのではないだろうか?
逆にいえば二段階右折の標識があっても警察官の交通整理がなければしなくて良いという事になる。
ちょっとざる法のように感じる。
社会問題化している「公道を走るゴーカート」についても納得がいかない人が多いのではないだろうか?
そもそもノーヘルだしシートベルトもしていない。
これだけも道路交通法違反に思えてしまう。
このゴーカートは「道路交通法」上では普通自動車であり、「道路運送車両法」上では原動機付自転車になる。
納得いかないが現行では合法になるらしい。
要は法律が時代に追いついていない中での隙間をついたビジネスということになる。
ただしグレーな事は事実。
そのうちに大きなトラブルを起こすだろう。
公道からはじき出されるのは時間の問題だ。
という事で知らない間に交通法規やルールはどんどん変わっている。
かと思えばゴーカートのような時代遅れの法律もある。
とにかく情報は貪欲に収集する必要があるだろう。