好評の三桁国道、今回は260号から269号まで旅してみたい。
本州から九州へとランダムに移動した250番台。
260番台はどこに進むのか?
国道260号 (三重県志摩市-三重県市)
国道261号 (広島県広島市-島根県江津市)
国道262号 (山口県萩市-山口県防府市)
国道263号 (福岡県福岡市-佐賀県佐賀市)
国道264号 (佐賀県佐賀市-福岡県久留米市)
国道265号 (宮崎県小林市-熊本県阿蘇市)
国道266号 (熊本県天草市-熊本県熊本市)
国道267号 (熊本県人吉市-鹿児島県薩摩川内市)
国道268号 (熊本県水俣市-宮崎県宮崎市)
国道269号 (鹿児島県指宿市-宮崎県宮崎市)
国道260号は近鉄志摩線の終点の賢島付近の入り組んだ海岸線を南西の紀北町に進む総延長108kmの国道だ。
主要幹線の国道42号のバイパス線でもある。
この三重県からいきなり中国地方に移動する。
国道261号は広島市から島根県江津市に抜ける「陰陽連絡道」である。
「江の川」の谷を進む関係上、終点は地域でも一番大きなイメージのあるは浜田市ではなく江津市になっている。
ちなみに中国道から分岐する「浜田道」は「江の川」の谷は無視して山間を浜田市に向かっている。
山口県萩市から山口県防府市に向かう国道262号も「陰陽連絡道」だ。
このあたりになると日本海と瀬戸内海の距離がかなり短くなっている。
僅か48.9kmしかない。
福岡県福岡市と佐賀県佐賀市を結ぶ国道263号は峠越えをするショートカットコースだ。
ドライブとして佐賀県側から福岡市の西側にアプローチするのは楽しい。
時間に余裕のある方は高速道路ではなくこの峠越えが面白いのではないだろうか?
佐賀県佐賀市-福岡県久留米市を結ぶ国道264号は主要幹線である国道34号のバイパス線のような存在だ。
以前にも触れたが久留米市は歴史が古く街道が集まる交通の要所だ。
近隣の佐賀県鳥栖市と並んで九州の交差点でもある。
天草の下島から橋をつないで熊本市まで繋いでいるのが国道266号だ。
この国道によって島というデメリットは無くなった。
山間部の熊本県人吉市から海沿いの鹿児島県薩摩川内市を結ぶのが国道267号だ。
人吉市は人吉・球磨地方の中心都市だ。
人吉藩相良氏の城下町として栄えた経緯から当時から海へ向かう道に人の往来があったのだろう。
最後に興味深いが国道269号だ。
鹿児島県指宿市から宮崎県宮崎市を結んでいるが中間の鹿児島市はかすりもしない。
いきなり指宿から海を渡って大隅半島を北上する。
こういうルート取りは遊び心があって非常に楽しい。