今年4月にロート製薬が副業を容認するとして話題になった。
ところが副業OKな会社は大手にも結構あるようで、ソニー、パナソニック、富士通、キャノン、日産、リクルート、ヤフー、ソフトバン、LINE、NTTデータ、メルカリ、サイバーエージェント等々は副業を解禁しているらしい。
この解禁の背景に不況による収入源のカバーというよりも、有能な人材の引き抜き防止的な意味合いがあるようだ。
もちろん本業が疎かになったり、ライバル企業に機密情報が洩れてしまったら本末転倒だ。
そのあたりの取決めをしっかりすれば、有能な人材が他社に流れるよりはマシという発想なのだろう。
ところで日本の企業の働くスタイルに寛容になっているのかと思えばそうでもない。
厚生労働省所管の独立行政法人、労働政策研究・研修機構の調べでは75.8%の企業が副業を認めていない事がわかった。
その理由は「過重労働で本業に支障を来す」というものだ。
たぶんにプログラミングやシステム構築などのホワイトカラーは副業を認められていて、製造や営業職などの人間は今後も副業が認められる可能性は低いのかもしれない。
ところでシニアの皆さんは副業の方はいかがだろうか?
と言っても仕事をリタイアされている方には副業自体が本業になるので表現が難しい。
昨今は人手不足だ。
先日も宅配便で我が家に訪れた方はシニア世代だった。
たぶんに宅配会社の下請け業務の方だと思う。
もちろんあまりハードワークは考えものだが、少しでも年金の足しになりまた充実したシニアライフを送るには多少の仕事は良いと思われる。
そこでお奨めしたいのが昔取った杵柄を活かせる仕事だ。
現在ネット上には「アウトソーシングサイト」が多数ある。
例えば「シェフティ」というサイトがある。
こちらの仕事カテゴリーを見てみると「データ入力」、「レポート・説明文作成」、「翻訳」、「デザイン」などシニアの方でも過去に関連のお仕事をしていればこなせそうな業務がある。
ネットという環境上、報酬はかなり安めだが、そこは自分のスキルを安売りせずに交渉してみる価値はある。
あえてこのサイトのリンクは張らないが、興味のある方は個人の責任において検索してみてほしい。