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シニアのための現代用語備忘録

エトセトラ

ノストラダムスの予言

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我々シニア世代にとって「ノストラダムスの予言」ほど刷り込まれている概念はないのではないだろうか?

それはもはや宗教に近いものだったと思う。

 

1999年の問題の年を過ぎてはや20年近く経つのに何故か心の片隅の一抹の不安が残っている。

少年少女期に体験した出来事は一生着いてまわるのかもしれない。

 

「ノストラダムスの予言」を知らない人のために簡単に説明してみる。

「ミシェル・ノストラダムス」は1503年にフランスに生まれた医師であり占星術師、そして詩人であった。

 

後に「ミシェル・ノストラダムスの予言集」が話題となり後世いろいろ解釈されていく。

なかでも「第10巻72番」の詩がもっとも物議を醸した。

 

「1999年7か月、空から恐怖の大王が来るだろう。アンゴルモアの大王を蘇らせマルスの前後に首尾よく支配するために」というものだ。

1999年7月に空から核爆弾が降ってくる。

 

もしくは宇宙人の攻撃があるなど解釈が解釈を読んだ。

結局1999年7月には何も起こらなかった。

 

有史以来、世紀末には「末法思想」が現れる。

話題になったあの新興宗教もこの発想を利用して信者を獲得していったのはご存じの通りだ。

 

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ところで1999年7月に何も起こらず消えていった思われた「ノストラダムスの予言」は未だ健在だ。

というのも「ミシェル・ノストラダムスの予言集」には「アナグラム(文字の並べ替え)」がおこなわれている。

 

またこの予言を解読している学者たちの独自の解釈がからみ悪く言うと「好きなように、もしくは都合の良い様」に解釈が進んでしまう。

だから概ね「第三次世界大戦」、「地球温暖化」、「経済危機」、「火山の爆発」など予言の内容が比較的集約化しつつありまた起きてもおかしく無い内容に落ち着きつつある。

 

 

これは街中にいる怪しい占い師と同じで中年の男性の相談には、「内臓が悪い」、「子供の教育に問題ある」、「両親の世話」など、中年の男性なら誰でも当てはまりそうな心配事から話を始めると同じだ。

誤解のないように、街中の占い師がすべてこのようなインチキ占い師ではない。

 

という事で「ノストラダムスの予言」も最近ではエンターテイメントになりつつある。

が自分がそれが決して嫌いではない。

 

明日世界どうなっているのかもわからない時代だ。

人生には多少のスパイスが必要だ。

 

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