前回の続きだ。
皆さんにお奨めしたいのがレンタカーによる「北海道」の旅だ。
「北海道でっかいどう」というキャッチコピーがあったが、北海道は自分で運転しないとその大きさが実感できない。
という事で北海道を千歳から海岸線を反時計まわりにまわっている。
今回は留萌から出発しよう。
留萌から海岸線を南下すると避ける事のできない観光地に突き当たる。
北海道最大の都市札幌だ。
「私は都会は嫌いで田舎が良い」と叫んでも北海道観光で札幌を外す人はいない。
とりあえず最低限のポイントは押さえていきたい。
と言っても自分は定番の「すすきの」をお奨めするような事はしない。
夜の札幌といえばサッポロビール直営のサッポロビール園の生ビールとジンギスカンだ。
赤レンガの工場がビールの美味しさを引き立てる。
ジンギスカンも最高にビールに合う。
食べ放題飲み放題もあるが、我々シニア世代は単品でゆっくり注文するほうが良いだろう。
さて昼間の観光だが穴場なのが北海道庁西側にある「北海道大学植物園」だ。
入場料は大人420円だが開拓前の北海道自生植物など見る事ができる。
一番のお奨めは博物館本館で絶滅したエゾオオカミやニホンカワウソの剥製も見ることができる。
人口200万人の都会にいる事を忘れてさせてくれる空間だ。
札幌から北西の小樽市に足を延ばしてみる。
小樽は一般の観光客も多くベタな観光地だが札幌と同じで外すのは少々気がひける。
食事はもちろん寿司屋通りに並ぶ寿司屋選びになるが、最近ブームに乗っかって進出している振興勢力もあるようだ。
小樽の寿司はやはり古くから商売している店にしたいものだ。
こちらネット等で情報を得てから行かれる事をお奨めする。
さて小樽に来たなら海岸線を北上して「鰊御殿(にしんごてん)」も見てきて欲しい。
第二次世界大戦の前に北海道の日本海沿岸で鰊漁で栄えた網元達が作った木造の建築物の事だ。
「ソーラン節」は往時のニシン漁全盛の頃の産物でもあった。
さて今日はさらに西に進んで余市で宿を取ろうと思う。
余市といえばドラマ「マッサン」の舞台となったウイスキーの街だ。
ウイスキーに興味のない方もニッカウヰスキー北海道工場余市蒸留所は訪れるべきだろう。
今宵はニシン料理を肴にウイスキーで一杯やりたくなった。