前回に引き続き「青春18切符」について触れてみる。
「青春18切符」といえば「ムーンライトながら」という快速がついてくる。
「ムーンライトながら」は現在、春夏の行楽シーズンに臨時に運転されている快速電車だ。
2018年夏は7月27日から31日、8月1日~8月18日の23日間運転される。
東京駅を23時10分に出発して翌朝5時50分に岐阜県の大垣駅に到着する。
この「ムーンライトながら」は快速電車なので「青春18切符」で乗車する事は可能だが注意点が二つある。
一つ目は全席指定席という事。事前に座席指定券(¥520)が必要だ。
二つ目は「青春18切符」が「日単位」ということだ。
ということは東京駅から僅か50分乗車して一枚目の効力が終わってしまう事になる。
そこで皆さんは東京駅を出発して日が変わる小田原駅までの切符(東京駅-小田原駅¥1490)を別途購入して乗車しているのだ。
そして小田原駅を過ぎたところで初めて車掌さんに「青春18切符」をスタンプをいれてもらう事でここから24時間の有効な時間が生まれるのだ。
自分も経験しているが車掌さんもこの「青春18切符」の客の扱いは心得ているようだ。
さてここから先、あくまでも時刻表の上で計算でどこまで西にいけるかシュミレーションしてみる。
大垣駅発5時53分-米原駅着6時27分
米原駅発6時29分-姫路駅着9時17分
姫路駅発9時40分-播州赤穂駅着10時11分
播州赤穂駅発10時42分-福山駅着13時05分
福山駅発13時11分-三原駅着13時47分
三原駅発14時11分-岩国駅着16時23分
岩国駅発16時39分-下関駅着19時55分
下関駅発20時12分-小倉駅着20時25分
小倉駅発20時35分-荒尾駅着23時08分
荒尾駅発23時27分-西里駅着0時01分
となる。
「青春18切符」は乗車した列車が0時を過ぎて最初に停まる駅まで有効なためこの西里駅なるものが最終地点となった。
Yahoo!の地図でチェックしてみると駅前には熊本保健科学大学があるが、ホテルなどは見当たらない。
普通の感覚でいえば手前の久留米駅や大牟田駅あたりでホテルに泊まるのがセオリーだと思う。
こんな事を実践するのは時間のある若者だけだ。
シニアの皆さんにはもっとゆっくりした旅をして欲しいと思う。
なお掲載したタイムテーブルの時間は私が時刻表から時間を拾ってきたものであり保証できるものではない。
必ずJR側に確認してほしい。