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シニアのための現代用語備忘録

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時刻表の楽しみ方6

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「青春18切符」については以前の記事でも触れたと思う。

年齢にかかわらず一日あたり2370円でJR線内の緩行線もしくは快速電車に乗り放題というものだ。

 

厳密には旧のJR線で第三セクターになった路線の一部や特急電車しか走っていない区間の特例措置もあるのでJR時刻表で確認してほしい。

5回セット分で一枚になっており5人で一緒に移動する事も可能だ。

 

 

昔は、この切符一枚分でどこまでいけるかと話題になった事がある。

深夜の出発する「ムーンライトながら」を利用して早朝、岐阜県の大垣駅まで到着する。

 

理論上は熊本駅まで行ける時もあった。

ただそれは「旅」ではなくただの「移動」だ。

 

そこにはやすらぎもゆとりもない。

時間のある学生にしかできないものだ。

 

今回はシニアのご夫婦の方にもできる「青春18切符」の旅をご提案したいと思う。

申しわけないが東京発着にさせていただく。

 

まず自分がお奨めしたいのが「鶴見線」だ。

この路線名を聞いてピンと来たかたは川崎市もしくは横浜市在住の方、もしくはその沿線で働いていた方だ。

 

とにかくこの鶴見線は味がある。

 

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起点は東海道線の鶴見駅で本線の終点は扇町駅だ。

この他に浅野駅を起点、海芝浦駅を終点とする「海芝浦支線」、武蔵白石駅を起点、大川駅を終点とする「大川支線」の3線から構成されている。

 

この路線は東海道線から京浜工業地帯で働く人の通勤の足となっている。

だから一般の人が観光とし訪れることは少ない。

 

ところが土日あたりになるとカメラを持って「鉄ちゃん」がちらほら現れる知る人ぞ知る人気路線なのだ。

自分もこの路線はすべて制覇した事があるが、その時は「ワンデーフリーパス」で走破した。

 

そうこの路線を乗るには駅でその都度切符を買うのが面倒だ。

だから「青春18切符」が理想なのだ。

 

一番のお奨めは「海芝浦駅」だ。

京浜運河の車窓は一見の価値あり。

 

また終点の駅についてびっくりだ。

改札の外側は東芝の工場だ。

 

もちろん一般の人用の公園もあるので安心して欲しい。

こちらの駅はホームすぐ下が海で最高のロケーションだ。

テレビや映画などでもロケ地として多用されている。

 

この駅に来ただけでも元は取れそうだが、これだと少々赤字ぎみだ。

なので鶴見駅から京浜東北線で大船まで行ってそこから横須賀線に乗り換えて鎌倉に行ってみてはいかがだろうか?

 

江の島方面に行く際には江ノ電が別途料金になってしまうがそれは勘弁してほしい。

 

次回も「青春18切符」の使い方について触れてみたい。

 

時刻表の楽しみ方7

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