最近、シニアのそれも女性の方が認知症予防のために「健康麻雀」を勤しんでいると事だ。
非常に良い事だと思う。
というのも麻雀は非常に奥が深く、緻密に機能的に作られているゲームだからだ。
そこで「健康麻雀」を勤しんでいるシニアの方にエールも込めて麻雀の最上位の役でもある「役満」の意味について触れてみたい。
麻雀をトランプのポーカーに例えると「役満」は「ロイヤルストレートフラッシュ」のようなものだ。
いくら「健康麻雀」とはいえ一度はあがってみたい役なのだ。
さてポーカーの最上位には「ロイヤルストレートフラッシュ」しかないが、麻雀の「役満」には複数の上がり方がある。
この上がり方について今後シリーズ化してひとつずつ説明したいと思っている。
という事で初回の今回は「四暗刻(スーアンコ)」について触れてみたい。
「四(スー)」とは呼んで字のごとく「四つ」を表わしている。
「暗刻(アンコ)」とは「一万」「一万」「一万」と同じ牌を三つまとめた面子(碑の組みあわせの事)の事だ。
ここで重要なのは、字牌でも何でも構わないということだ。
これが簡単そうでなかなか集まらない。
それが役満たる由縁だ。
さて概ね多くの方が「A」「A」「A」「B」「B」「B」「C」「C」「C」「D」「D」「E」「E」のテンパイまでは持っていける。
ただしこの状態で誰かが「D」か「E」を振り込んでも役満にはならない。
この場合は「三暗刻トイトイ」という役で「満貫」にしかならない。
自分で積もってはじめて「四暗刻(スーアンコ)」という役満になるので注意してほしい。
ただし麻雀を知っている方の多くが「A」「A」「A」「B」「B」「B」「C」「C」「C」「D」「D」「E」「E」のテンパイになったら「リーチ」をかけてくる。
ひとつは「リーチ」をかけることによりまわりの手作りに制限がされる事による抑止力的な意味合いだ。
積もったら役満でラッキー、誰かが振り込んだらそれも「満貫」でラッキーという事だ。
一番理想的なパターンは「A」「A」「A」「B」「B」「B」「C」「C」「C」「D」「D」「D」「E」の四暗刻確定の「四暗刻単騎」という待ちだ。
こちらは上がるとダブル役満としている所が多い。
こちらのテンパイでリーチをかけるかかけないかは微妙だが、自分なら川の状況を見て山に当たり碑がある事を確認して「西」か「北」待ちでリーチをかけると思う。
以前にも触れたが、「単騎は西で待て」という格言があるからだ。
ところで心配しなくもこの「四暗刻単騎」でテンパる事はまずない。