今回は二桁国道の第三弾ということで30番台を紹介してみたい。
この番台になると関東地方も近畿地方も出てこない。
また旧道が少なく国が国策として決めた道路の様相を呈している。
国道30号 (岡山県岡山市-香川県高松市)
国道31号 (広島県安芸郡海田町-広島県呉市)
国道32号 (香川県高松市-高知県高知市)
国道33号 (高知県高知市-愛媛県松山市)一部を除いて旧土佐街道(松山街道)
国道34号 (佐賀県鳥栖市-長崎県長崎市)旧長崎街道(彼杵通)
国道35号 (佐賀県武雄市-長崎県佐世保市)
国道36号 (北海道札幌市-北海道室蘭市)旧札幌本道
国道37号 (北海道山越郡長万部町-北海道室蘭市)
国道38号 (北海道滝川市-北海道釧路市)
国道39号 (北海道旭川市-北海道網走市)
国道30号はもともと岡山県側の宇野港と香川県高松市を結ぶ四国フェリー(旧国鉄では宇高連絡船といった)が組みこまれていた。
現実的には「瀬戸中央自動車道」ができたためほとんどの車は高速を利用しているが、この四国フェリーが営業を続けている。
たぶんにニーズがあるのだろう。
自分が子供の頃にはこの宇高連絡船に良く乗った記憶がある。
僅か数十分の船旅だったが船上で食べた讃岐うどんの味が忘れられない。
国道31号の存在は意味不明だ。
本来であれば国道2号線は海岸線の呉経由でもよかったはずだ。
やむなく三原市から国道185号線のバイパス線を呉に向かわせるのであればそのままこの31号のルートを通って海田町まで行けば良いと思うのだ。
呉という街は戦時中に軍港の絡みで秘密が多かった街だ。
何かしらの事情のあるのだろう。
36号から残りはすべて北海道内になる。
この国道36号は室蘭から走っていれば札幌の中心繁華街の「すすき野」に到達する。
東京でいえば銀座通りに到達する国道15号や国道4号のような存在である。
札幌ドーム前も走り、たぶんに北海道を車で旅したことのある人ならかなりお世話になった道だと思う。
その36号と連続しているのが国道37号で、なぜ36号とひとまとめにしなかったのは疑問だ。
国道38号は北海道開拓の礎になった道だと思う。
鉄道でも札幌から東に向かうルートは根室本線が基本になっている。
非常に遠回りになってしまったがこの空知川の谷が人々を移動させた事になる。
北海道の国道は正直皆かなりのスピードを出している。
道内をドライブする際にはくれぐれもご注意を