まもなく2018ロシアワールドカップが始まる。
サッカーが好きな自分は落ち着かない。
直前に前日本代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏が解任されるなど話題にことかかないサッカー。
ところでシニアの特に女性の方から質問が多いのが「オフサイド」だ。ゴール前の佳境に入ったところで「オフサイド」でゲームが止まる。
そもそも「オフサイド」とはいったいどんなルールなのか?
そこで今回はサッカーを知らない方でも理解できるように超簡単に「オフサイド」を説明してみたい。
まずサッカーにはポジションが存在する。
ゴールを守るゴールキーパー(唯一手が使える)、ゴールを守るディフェンダー、中盤に位置するミッドフィールダー、そして攻撃の主体となるフォワードになる。
よくシステムで「4-4-2」とか「4-5-1」とか耳にする事があると思うが、これはディフェンダー、ミッドフィールダー、フォワードの順番でその数を表わしている。
ゴールキーパーは一人なのでカウントはしない。
ちなみに「4-5-1」とはディフェンダーが4人で、ミッドフィールダーが5人、フォワードが一人という意味だ。
ミッドフィールダーは通常、前にいる選手が攻撃型が多く、後ろのポジションは「ボランチ」と呼ばれる守備的タイプと思って良い。
さて「オフサイド」の説明に戻そう。
サッカーはゴールにボールを入れるのが目的だから、攻撃をメインとするフォワードはなるべく相手ゴールのそばにいて味方からのパスを待つ方が理想的である。
ただサッカーのルールでは敵陣において相手キーパーと最低でももう一人がいる手前でパスを受けないと「オフサイド」となる。
要はキーパーと一対一の状態でパスをもらうところにいてはいけないという事。
ではだれがこの位置を見ているのかというと、それはラインズマンと呼ばれる審判だ。
審判はボールが外に出る事を確認するほかにディフェンスの最終ラインを絶えず確認している。
問題はこの「オフサイド」の反則がどこで確定するかだ。
パスを出す選手がパスを出す前にその位置にいたらもちろん「オフサイド」だが、パスを出す選手がパスを出した直後に走り込むのはセーフなのだ。
このあたりがかなりグレーでフォワードの腕の見せ所でもあり、怪しいジャッジが産まれる原因になっている。
また「オフサイドトラップ」といってディフェンダーが最終ラインをコントロールすることによって、フォワードに「オフサイド」を取らせるという手法もある。
今度、テレビでサッカーを見る機会があったらスロー再生するとその仕組みがわかると思う。
サッカーは単純そうに見えて奥の深いスポーツだ。