テレビでよく「G1」という言葉を聞かないだろうか?
競馬好きな男性の方にはお馴染みだが、JRA(日本中央競馬会)競馬レースのランク付けでトップを意味している。
さてその前にJRA(日本中央競馬会)について説明する必要があるだろう。
JRA(日本中央競馬会)は農水省の監督を受ける日本政府が全額を出資している特殊法人だ。
競争馬の育成振興のため国内でレースを開催して、その売上を国庫に納入している。
JRAの競馬場は国内に北から
札幌競馬場、函館競馬場、福島競馬場、中山競馬場(千葉県)、東京競馬場(府中)、中京競馬場(愛知県豊明市)、新潟競馬場、京都競馬場、阪神競馬場(兵庫県宝塚市)、小倉競馬場の10ヶ所がある。
よく勘違いされているのだが、皆さんの地元にある水沢競馬場(岩手県)や浦和競馬場(埼玉県)、大井競馬場(東京都)、笠松競馬場(岐阜県)などは公営競馬として国ではなく、地方自治体によって運営されている。
一般に中央競馬会に対して「地方競馬」と呼ばれている。
ちなみに2018年度のG1レースは、
フェブラリーステークス(東京)
高松宮記念(中京)
大坂杯(阪神)
桜花賞(阪神)
中山グランドジャンプ(中山)
皐月賞(中山)
天皇賞(春)(京都)
NHKマイルC(東京)
ヴィクトリアマイル(東京)
オークス(東京)
日本ダービー(東京)
安田記念(東京)
宝塚記念(阪神)
スプリンターズS(中山)
秋華賞(京都)
菊花賞(京都)
天皇賞(秋)(東京)
JBCスプリント(京都)
JBCクラシック(京都)
JBCレディイスクラシック(京都)
エリザベス女王杯(京都)
マイルチャンピオンシップ(京都)
ジャパンカップ(東京)
チャンピオンズC(中京)
阪神ジュベナイルF(阪神)
朝日杯フューチュリティS(阪神)
中山大障害(中山)
有馬記念(中山)
ホープフルS(中山)
の29レースだ。
見ていただくとわかると思うが、中山競馬場、東京競馬場、中京競馬場、京都競馬場、阪神競馬場の五か所でしか行われてはいない。
ちなみに馬券を購入した段階で25%は「テラ銭」として徴収されている。
「テラ銭」というのは表現がよくないがJRA(日本中央競馬会)が15%、国が税金として10%とっているわけだ。
だから払い戻しの原資は残りの75%になっている。
競馬場に通って朝から夕方まで煙草を吸ってお酒を飲んでいる方はかなりの高額納税者になる。