ビートルズを知らないシニアの方は少ないだろう。
曲は知らなくてもビートルズの名前だけは聞いたことはあるだろう。
というか知らない間にビートルズの曲を聞いているのではないだろうか?
イトーヨーカ堂では夕方のレジの混み合う時間に行くと「Help」が流れている。
もちろんビートルズの原曲ではないが、これは「レジが混み合っているから応援に入ってください」という店員向けの合図なのだ。
またテレビやラジオに使われるBGMには、本当によく使われている。
「In my life」や「Ob-La-Di, Ob-La-Da」あたりは常連の曲ではないだろうか?
だからビートルズを知らないという人もかなりの確率で彼らの曲に接している。
かくいう自分もビートルズが大好きでかなり聞きこんだ口だ。
さてビートルズを語る上で個別の曲よりもアルバムの構成力でランキングする事がある。
「あなたにとってビートルズのベスト3のアルバム」というテーマがあると本当にいろいろな意見がでてくる。
初期の頃のシャウトしているアルバムが好きな人、後半の解散まじかの切ないアルバムが好きな人など、ビートルズのアルバムに対する思い入れは人それぞれだと思う。
今回は自分の中でのベスト3を披露したいと思う。
果たしてあなたのビートルズベスト3と何が違うだろうか?
第三位は「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」
一般的にロックのアルバムとしてトップレベルの評価をもらっているが、あえて3位なのはポールのカラーが強すぎるからだ。
クライマックスは最後の「A day in the life」だろう。
第二位は「Revolver」
ビートルズとしては初期から中期に入っていた頃で、個々に野心的な事をしているのに比較的4人がまとまっていた時期だと思っている。
何度聞いても飽きないのがこの「Revolver」だ。
注目曲は「Taxman」、「Eleanor Rigby」、「She Said She Said」、「And Your Bird Can Sing」、「Tomorrow Never Knows」などきりがない。
ちなみにビートルズが大好きなミスターチルドレンの桜井和寿は「Tomorrow Never Knows」と同タイトル名の曲を発表している。
こちらも良い曲だ。
そして栄光の第一位は「ホワイトアルバム」だ。
このアルバムには「Revolution 9」など前衛的な挑戦もあり賛否両論だと思うが、ある意味4人の個性がしっかりでており、曲間のつなぎも絶妙だと思っている。
例えば「The Continuing Story of Bungalow Bill」から「While My Guitar Gently Weeps」への流れ、また「Why Don’t We Do It in the Road?」から「I Will」への流れなど芸術的にさえ思えてしまう。
こんなに曲間でどきどきさせてくれるアルバムは初めてだったと思う。
これはあくまでも自分の独断と偏見だ。
ビートルズ通を自負されるシニアの方もいるだろう。
今一度ビートルズのアルバムを聞き直して欲しいと思う。