レコメンド機能という言葉を聞いた事があるだろうか?
この言葉を知らなくてもあなたはかなりの確率でこのレコメンド機能に接している。
レコメンドには「recommend(勧める、推薦するなどの意味)」がある。
要は広告のひとつだ。
一番身近なレコメンドはアマゾンなどの買い物をした時にでてくる「この商品を買った人はこんな商品を購入しています」というあれだ。
興味のある人には有用なコメントだと思うが、悪くとると「押し売り」に取られかねない。
そうそう有名なハンバーガーチェーンの最後に「ポテト」の追加を求めてくるが、それも似たような性格のプロモーションだろう。
これはもちろんその商品に対する情報付加だが、実をいうとあなたのパソコン閲覧の履歴は情報として吸い取られている。
この仕組みを可能しているのが「Cookie(クッキー)」だ。
細かい説明は避けるがあなたが閲覧したサイトや情報が一時的のあなたのパソコンの中に記録される。
そのクッキーの情報の中からあなたの必要する情報を広告として表示させているのだ。
以前、注文フォームに入力したデータが残っている事はないだろうか?
名前や住所などの情報が頭文字を入力しただけで、選択肢として表示されるあれだ。
またあなたがサイトを閲覧する時にでる広告は同じものが定期的に出てきていないだろうか?
ゴルフのサイトを見ている人はゴルフが好きな人として、料理が好きな人は料理が好きな人としてクッキーに記録が残るわけだ。
これは電化製品が好きな人が秋葉原を歩いているようなものだ。
気にいった商品があれば即購買につながるというわけだ。
この連動広告が煩わしい、またクッキーに情報を残しておきたくないという場合は、ブラウザ(インターネット閲覧ソフト)のクッキーを削除すれば良い。
例えばインターネットエクスプローラーであれば、ツール-インターネットオプションとウィンドウを開けると「閲覧の履歴」がでてくる。
これを削除すれば過去の履歴は一旦クリアになる。
特に良からぬサイトをこそこそ見ている方は小まめに消したほうが良いだろう。
まあ良からぬサイトの広告は出てこないと思うが、サイトを開けた履歴が残っているからだ。
便利と思いながらも知らない間に振り回されているパソコン。
付き合い方にアナログの発想も必要かもしれない。