「コピペ」という言葉をご存じだろうか?
最近ではその理由もわからずに使っているシニアの方も多いのでは?
「コピペ」とは正確に言うと、「コピーしてペーストする」もっと簡単にいうと「コピーして貼りつける」という意味だ。
パソコンの登場以来、この「コピーして貼りつける」の作業が増えてきたような気がする。
ワードにしてもエクセルにしてもこれがあれば、作業はかなり楽になる。
そういう事で、最近のコピペは「手を抜く」という意味合いになりつつある。
さらに昨今では、議員の海外視察の報告書にネットから拾ってきた文章をそのまま「コピペ」したなどかなり印象の悪い言葉になりつつある。
さてこの「ペースト(paste)」なる言葉の意味だけど、一般的には料理などの「すり潰されたノリ状のもの」をイメージするけど、その他の意味に「はんだ付けに使うノリ状のもの」の意味があり、「コピーしたもので糊で貼る」というのがアメリカ人の感覚なんだろう。
まあそのあたりの感覚は表現方法が複数ある日本人にとっては少々理解し難いところだけど、文化発祥の国には何もいえない。
ところで、本日のこの「コピペ」も含めたショートカットキーについて触れてみたい。
現役の頃からパソコンに触れて来た方はご存じだと思うが、パソコンの作業はこのショートカットキーが使えると格段に能率が上がってくる。
特に左手でできる4の技は覚えておいて損はない。
まずは対象となる文章や絵を選択して、Ctrl+Cでコピーする。
そして貼りつけたところにカーソルを移動してCtrl+Vでペースト(貼り付ける)する。
これが先ほどから触れているコピペのショートカットキーによる作業だ。
次にCtrl+Xは「切り取り」の意味だ。
対象となる文章や絵を選択して、Ctrl+Xで切り取り、貼り付けたいところにカーソルを移動して、先ほどのてCtrl+Vでペースト(貼り付ける)で移動完了だ。
そしてかなり便利なショートカットキーがCtrl+Zだ。
アンドゥとも呼ばれ直前の作業を取り消して元の作業に戻してくれる。
魔法のようなキーなのだ。
よくシニアの方のパソコン作業を見ていると、誤って文章などを消してしまうとパニックになってしまうが、ここは慌てず騒がず、おもむろにCtrl+Zと押して欲しい。
そこには消したはずの文章がしっかり再生されている。
安心して作業を続けることができる。
ところでこのショートカットキーはすべてCtrlキーの斜め上に仲良く並んでいる。
使う人の利便性を考慮して比較的使用頻度の高いショートカットキーを並べたと思われる。
なかなか考えてある。
ところで文章を書く際には一旦どこかに「名前をつけて保存」した後は小まめに「上書き保存」をする事をお奨めする。
万が一パソコンがフリーズしたらそこまでの作業が台無しになってしまうからだ。
こちらはCtrl+Sだ。
合わせて押さえておくとあなたのパソコン作業はかなりプロに見えてくるかもしれない。