自分は超がつく北海道好きだ。
車で6回は行っている。
もちろん津軽海峡があるから陸路だけでは行けない。
カーフェリーを利用する事になる。
仙台港や八戸港そして青森港からも乗船した事がある。
北海道をドライブしていると目につく事がある。
まず道が広くまっすぐな事。
これは街を作る前に道路の線引きしているので当たり前と言えば当たり前の話だ。
そして住宅の屋根が鋭角なこと。
これは屋根の雪下ろし対策だろう。
これは本州の豪雪地帯よりも徹底しているような気がする。
そしてホクレンのガソリンスタンドが多い事。
ホクレンとはホクレン農業協同組合連合会の略称で北海道の農協の地方組織だ。
とにかくこのホクレンのガソリンスタンドは良く見かける。
良く見かけるといえばコンビニの「セイコーマート」だ。
セイコーマートは北海道道内で1076店舗を展開。
業界トップのセブンイレブンの北海道内の店舗数は998店舗でセイコーマートに水を開けられている。
ところで「セコマ」とは何の事かご存じだろうか?
実をいうとセイコーマートを展開する会社名の事だ。
もともと社名は「セイコーマート」だった。
しかし北海道民が店に愛着を持って「セコマ」と呼んでいたためその名前のほうが有名になってしまった。
そこで2016年に会社名を「セイコーマート」から「セコマ」に変更したのだ。
ちなみにセイコーマートとの名前の由来は創業者の「西尾長光」氏の「西」と「光」からとられたものだ。
本州ではあまり馴染みのないセイコーマートだが北海道以外にも出店している。
セイコーマートは現在、関東に92店舗(茨城県82店舗、埼玉県10店舗)を展開している。
かなり偏った出店戦略だが、確実に関東での足場を固めている。
セイコーマートが北海道で人気なわけは全国区の大手コンビニが出店しないような地域でも出店している所にある。
それはどこかどさん子の開拓者精神、また北海道人の助け合い精神にも相通ずるものを感じる。
セイコーマートは北海道の北端の礼文島に一店舗、利尻島にも三店舗を出店している。
これを知った時にセコマは単なる金儲けの商売ではないと思った。
北海道民全体の利益のために動いているのだ。
茨城県、埼玉県以外の方で北海道に訪れた際にはぜひセイコーマートに立ち寄ってもらいたいものだ。
あなたもきっと気にいるはずだ。