「2045年市町村将来推計人口ランキング」という資料がある。
2015年から45年の30年間の日本の市町村の人口増減をランキング化した予測データだ。
2045年といえは25年後。
自分が生きているかも不明だがそんなに遠い未来の話でもない。
でもこの資料を見ると日本の将来が心配になってくる。
2045年の推計人口ランキングのベスト5は
1.神奈川県横浜市 344.6万人（-7.5%）
2.大阪府大阪市 241万人（-10.4%）
3.愛知県名古屋市 217.3万人(-5.3%)
4.北海道札幌市 180.5万人(-7.5%)
5.福岡県福岡市 165.4万人(7.5%)
となっているらしい。
ちなみに人口の後のカッコ内の数字は2015年との人口の比較した割合を表している。
日本を代表する都市が軒並み人口減少に転じている。
ただし福岡市だけはプラスを維持している。
現在でも九州地方で一人勝ち状態の福岡市は25年後も勝ち組のようだ。
ちなみに東京都は区部でランキング入りをしているためトップ10には顔を出さない。
ただ東京都の中でも勝ち組、負け組がはっきりしている。
足立区は-12.6%と二桁台のマイナスになる予測だ。
首都、東京でさえこの状況なのだ。
実をいうと日本の総人口は2015年から2045年の間に2,000万人が減ると予想をされている。
2,000万人といえば100万都市が20ヶ分にもなる。
だから近隣の街に人が大量に移動したとかのレベルの話ではないのだ。
ちなみに現状の政令指定都市でプラスの予想が出ているのは6位の神奈川県川崎市（5.1%）と9位の埼玉県さいたま市（1.7%）だけだ。
それ以外の政令指定都市はすべて人口が減少に転じる事になる。
7.京都府京都市 129.7万人(-12.1%)
10.広島県広島市 129.5万人(-15.7%)
11.宮城県仙台市 92.2万人(-14.7%)
13.千葉県千葉市 90.5万人(-6.9%)
15.福岡県北九州市 77.1万人(-19.8%)
17.大阪府堺市 70.7万人(-15.7%)
18.静岡県浜松市 70.4万人(-11.7%)
19.熊本県熊本市 69万人(-6.8%)
20.新潟県新潟市 68.8万人(-15%)
21.岡山県岡山市 68.4万人(-4.9%)
22.神奈川県相模原市 63.6万人(-11.6%)
30.静岡県静岡市 56.7万人(-19.5%)
政令指定都市の中でも特に厳しいのが北九州市と静岡市だろう。
20%近い減少だ。
静岡市にいたっては政令指定都市ではない千葉県の船橋市や埼玉県の川口市にも抜かれる事になる。
ただこのクラスの規模の都市はまだましなほうだ。
マイナス40％以上の減少が予測されているのが宮城県石巻市、大阪府門真市、群馬県桐生市などだ。
大阪府門真市は大阪市鶴見区と隣接している自治体だけににわかに信じがたい。
これから日本全国で人口が2,000万人減少する。
でも人口が増えている都市があるのも事実。
あなたはお住まいの街は勝ち組だろうか？
負け組だろうか？