地方にお住まい方にとって東京を中心とした首都圏の朝の混雑ラッシュを想像を絶するものだろう。
近郊から東京都内中心部に向かう電車は都内に入る前にすでに寿司詰め状態。
およそ3,800万人と言われる世界一の都市圏人口を抱える東京。
その大移動が僅か数時間のうち、ほぼ毎日何事も無かった様に粛々と行われる事自体に驚かされる。
とはいえ電車の中のサラリーマン達の労働は始まっている。
会社の最寄駅に着く頃には一仕事を終えてヘトヘトになっているというわけだ。
ということで皆さんなるべく「痛勤」は避けたい。
そう交通の利便性のある地に住居が欲しくなる。
現在、首都圏でもっとも人気が高いのは間違いなく神奈川県川崎市の武蔵小杉駅周辺だろう。
武蔵小杉駅にはJR東日本の南武線、横須賀線そして湘南新宿ラインの3路線が乗り入れている。
また東急電鉄の東横線、目黒線の2路線が乗り入れている。
東京駅にも新宿駅にもそして渋谷駅はたまた横浜駅にも利便性が非常に良い駅だ。
ところがこの武蔵小杉駅の朝の混雑が現在大変な事になっている。
朝のラッシュアワーの時間帯には集中する乗客に駅の外まで行列が出来ている。
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その原因は乱立する「タワマン」にある。
タワマンとはもちろん「タワーマンション」の事だ。
概ね20階を超えるマンションの事を指している。
少ない面積に高層階のマンションが建てば人口の過密をなることは誰でも容易に予想できる。
人気のタワマンが朝の武蔵小杉の混雑を助長しているとは何とも皮肉な話だ。
それでも東京駅までおよそ17分、新宿駅までおよそ22分、横浜駅までおよそ13分という利便性は魅力なのかもしれない。
東京都内でなくてもこの混雑率。
これから東京に来て一人暮らしをする人は従来の概念を捨てるべきだ。
例えば時刻表を基準に通勤計画を立てても無意味な時間帯もある。
混雑によっては新宿駅や池袋駅などの大きなターミナルでは入場規制がかかる場合もある。
これ以上入れたらホームから人が落ちる。
という感覚はあなたの地元の駅には無いかもしれない。
でも東京には実際起こりうるのだ。
東京を通勤する際には時間に余裕を持つ方が良いだろう。
そして地下鉄を上手に利用する事だ。
むやみに乗り継ぐよりも歩いた場合が速い事もある。
通勤を極める事は東京を極める事でもある。