貧乏の子だくさんという言葉がある。
生活が苦しいのに次々に子供を作ってしまう。
これには原因がある様だ。
子供のたくさんいるご夫婦は子供が幼い頃のかわいさが忘れられないからだという。
自分はこの事を自分の子供が出来るまで意味が理解できなかった。
でも不思議なもので自分の子供が出来るとその意味はすぐ理解できた。
子供は生まれてから何もしていなくても「親孝行」をしている。
疲れて仕事から帰ってきても子供の寝顔で癒されるからだ。
また「子はかすがい」という言葉を聞いた事があるだろう。
ここでいう「かすがい」とは「宝物」的なものではない。
漢字も「春日井」ではない。
「かすがい」とは「鎹(かすがい)」の事を差しているのだ。
「鎹(かすがい)」とは材木と材木と並べて連結させる際に打つ両端の曲がっている釘のことだ。
つまり子供のいる事により夫婦の絆が保たれているという事を表現しているのだ。
もちろん子供は夫婦にとって大切な存在であることはまぎれもない事実だ。
ところが最近、この夫婦の大切な宝物である子供に手をかける親が増えている。
親による子供への虐待が社会問題化している。
児童相談所への風当たりも強いがこの手の事件の要因はほとんどの方が理解しているだろう。
まれに例外もあるだろうが世の中の父親で我が子に手をかける鬼のような人間はまずいない。
この手の事件の主犯はやはりバツイチ子持ち女性の再婚相手の男性になる。
悲しいかな再婚した実の母親さえも再婚相手に手を貸して虐待に加担してしまう場合さえある。
一番頼りにしていた母親から虐待を受けた子供の気持ちを考えるとやるせない。
まさにバツイチ子持ち再婚の悲劇。
誤解をしないで欲しい。
自分は血がつながっていないから虐待をしても良いという事を言っているのではない。
もちろん血のつながりがなくても奥さんの子供を自分の子供のように愛せる男性もたくさんいるだろう。
ただ往々にしてこの手のニュースの内容は多くの人の予想を裏切らない。
現在の日本の離婚率はおよそ35%。
まさに3組に1組は離婚する計算だ。
そして一度結婚を失敗しているのに再び結婚相手を間違えてしまう。
この現実をみると知人が言っていた言葉を思い出す。
「離婚・再婚とは転職と似ている。再婚相手(転職先)が現状より良くなる可能性がかなり低い」というものだ。
とかく隣の芝生は青く見える。
結婚を間違えるとバツイチ子持ち再婚の悲劇が待っている。