京都から都が正式に東京に移転しておよそ150年。
でも東京は江戸時代以降およそ400年実質的な日本の都になっている。
冬場の全国の天気予報を見ているだけでも都が東京から移動しなかったのも頷ける。
日本海側や東北地方以北では雪のマーク。
はたまた近畿の関ヶ原付近で雪の予報が出ても関東に雪マークがつく事は滅多にない。
ワンシーズンに2回雪が降れがいいほうだろう。
多くの雪は日本の中心部に横たわる山々に降りつもる。
春から時間をかけて関東に流れついて首都圏を潤す。
自分は関東に長いこと住んでいるが水源の枯渇の黄色信号が灯っても本格的な渇水の記憶はほぼ無い。
それだけ関東は日本の中でも気候の恩恵を享受している地域なのだ。
本当に地方の方には申しわけないと思う。
以前は「国会移転」の論議はあったが結局のところ消えてしまった。
つまるところ政治家には首都の移転どころか国会の移転にも興味がないようだ。
ところが「自然災害リスクの高い都市ランキング」では東京・横浜が世界のワーストワンになっている。
もちろんそれは地震によるリスクだ。
また最近ではネット上で富士山の火山活動に関するリスクも囁かれている。
仮に富士山が爆発した場合、東京の新宿に1cmの降灰があるという。
僅か1cmと思うなかれ。
首都高速や鉄道などの都市機能を麻痺させるに充分な量のはずだ。
だから本来は早い時期から東京の首都移転を考える必要があるのだ。
ちなみに「日本の首都は北上している」という説はご存じだろうか?
邪馬台国については諸説あるが九州説にせよ畿内説(平城京の南側だと推測されている)にせよ奈良の南側だ。
そして京都の平安京へとさらに北上していく。
そして東京への遷都。
意外かもしれないが大阪より京都、京都より名古屋、名古屋より東京がほうが北にあるのだ。
信じられない方は日本地図で確認して見てほしい。
そうなると次の首都移転の候補地は東京以北ということになる。
ある予測によるとこのまま温暖化が進むと数十年後に東京でもマラリアのリスクが生じるという。
そういう事を考慮すると首都移転の候補地は仙台を通り越して札幌になるのではないかと思っている。
これはあくまでも私個人の意見。
誤解の無いように。
もちろん自分が生きている間に移転するとは思えない。
首都移転は国家百年の計だ。
ただ各省庁のバックアップ機能だけは地方都市に分散させておくべきだと思う。
このあたりの情報を聞いたことがないのだが大丈夫なんだろうか?