最近では「ハラ」のつく新語が良く出てくる。
当サイトのコンセプトは「時代について行くのではなく、時代を追いかける」だ。
可能な限り追いかけて行きたい気持ちもあるのだが「ハラ」についてはもうお腹が一杯のようにも感じる。
「パタハラ」とは「パタニティハラスメント」の略語。
「paternity(父性)」と「harassment(嫌がらせ)」からの造語だ。
簡単に言えば男性の育児参加に対して会社側が嫌味などハラスメントを行うというものだ。
大企業ならまだしも中小企業に余剰の人員などはいない。
空いた業務の穴埋めは誰かがしないといけないわけだ。
冷静に考えれば「パタハラ」を行う側の理論もわからないわけではない。
ただ国がその制度を推進している以上は企業側もその規模にかかわらずその体制を整えるべきだろう。
そもそもその推進役の公務員がどの程度取得しているかも非常に疑問だ。
予算編成をしている時の財務省などは徹夜続きで労働基準法を順守をしているかも怪しい。
結果として「机上の空論」を制度化しようとしているのが国なのだ。
しかし本当に住みにくい世の中になった。
言葉をひとつ言い間違えただけで「ハラスメント」と指摘される。
日常生活において「言葉」や「行動」には細心の注意が必要だろう。
最近のマニアックな「ハラスメント」について紹介しよう。
あるタレント夫婦が離婚理由にあげて話題になったのが「モラハラ」だ。
「モラルハラスメント」は言葉による嫌がらせではない。
「無視」によるプレッシャーだ。
言葉を発しない事もハラスメントになってしまう。
カラオケで嫌がる人に無理やり歌わせた事はないだろうか?
これは「カラハラ」と言われる立派なハラスメントだ。
もちろん「カラオケハラスメント」から来ている。
酒の席では注意が必要だ。
酒といえば「アルハラ」と言われる「アルコールハラスメント」も忘れてはいけない。
我々シニア世代は若い頃にこのハラスメントを受けてきている。
でも間違っても拒否する人にしつこくお酒をすすめてはいけない。
他にも「ヌードルハラスメント」なるものもある。
麺をすする音が他に人間の与えるハラスメントだ。
これなどは知らない間にあなたも行っているだろう。
こうなると店で食事するにも周囲を気にしないといけない。
呆れる限りだがこうなると何かにつけて「ハラスメント」だと主張する事自体が「ハラスメント」になっていないだろうか?
本当に住みにくい世の中になった。