「歳をとるとお腹の脂肪が本当におちなくなった」とは以前やっていたテレビコマーシャルのコピーだ。
この言葉を聞いて納得したシニアの方は多いのではないだろうか?
若い頃はファミリーレストランで毎回のようにライスを大盛りにしていた。
でもお腹が出るような事はまずなかった。
ところが現在は食べた分だけ太っているような気がする。
特に男性は「内臓脂肪」に注意したほうが良いだろう。
つまり肝臓がアルコールの代謝で追いつかなくなっている状態が「脂肪肝」だ。
内臓内に脂肪が蓄積されていく。
のん兵衛は動物性脂肪と炭水化物には注意を払うべきだ。
もちろん蓄積されないように脂肪をたえず燃焼すれば良いのだが、シニアの方には現実的には不可能だろう。
運動不足気味の自分はもっぱら朝、ウオーキングをしている。
近隣の少し大き目の公園のまわりを二周している。
距離にして3km弱だが雨が降らない限り頑張っている。
そもそもウオーキングの効果とは何なのか?
一般的には「脂肪燃焼」といわれているが、その他「血流改善」なども期待できる。
また高血圧の方は必ず医師からウオーキングなどの軽めの運動を指示されているはずだ。
ウオーキングには血圧を下げる効果のあるのだ。
かくいう自分がウオーキングを始めたのも血圧から来ている。
そしてもうひとつこだわりを持っているのがウオーキングの方法である。
基本的には普通に歩けば問題ないとされているが足を着地させる時に膝を伸ばして、かかとから地面に接地する事だ。
また腕振りは前よりも後ろを意識する。
早歩きをして少し息が荒いぐらいを目指している。
すべてウオーキング雑誌からの受け売りであるがどうせするなら効果があるウオーキングにしたい。
またこの単調なる運動を飽きないように継続させるには運動中の思考も必要だ。
自分は絶えずいろいろな事を考えている。
といってもそれは哲学的な事ではない。
あまりにも小市民的は発想だ。
今晩の晩酌の「肴」の事であったり、ネットショッピングの事だったりする。
よくマラソン選手は「レース後に何を食べようか」とか自分の目の前に人参をぶら下げて難局を乗り切るという。
何ともポジティブな発想ではないか?
人間とは弱い動物だ。
すぐ自分を甘やかそうとする。
まずは早起きから始めて早朝の公園を散歩する事から始めてみてはいかがだろうか?