日本たばこ産業(JT)が10月の消費税率引き上げに連動して115銘柄のたばこの値上げを財務省に申請した。
認められれば10月1日から値上げされる事になる。
一例として「セブンスター」が現行の500円が510円になる。
セブンスターといえば昨年の10月に一箱500円に値上げされたばかりだ。
セブンスターの値段がまたあがるのだ。
煙草は今後も値上げが続くものと思われる。
愛煙家の方には耳が痛い話だろう。
しかし煙草一箱で510円かと思うと隔世の感がある。
自分が煙草を吸い始めたのは学生の頃からで30歳を前にピタッと煙草と縁を切った。
当時吸っていたはハイライトでひと箱150円。
セブンスターでも180円の頃だ。
その頃から考えると価格がおよそ三倍になっている。
ただ一箱500円を超えていったいどれだけの喫煙者が煙草を止めただろうか?
ほぼ喫煙者数は変わっていないのではないだろうか?
この逆風下で煙草を吸い続けている人は相当頑なだ。
たぶんにもう一桁増えない限り煙草を止める事はしないと思う。
しかし自分が喫煙していた頃が嘘のようだ。
会社内では取引先とテーブルにつくと二人で一服。
煙草はビジネスの小道具になっていた。
夕方になると煙草の香りや味もあったものではない。
結局、残るのは不快感と吐き気だけだ。
そんなに不快な思いをしながら喫煙者は煙草の害と向かい合っていかなくてはならない。
煙草を吸うと「癌」、「脳卒中」、「心筋梗塞」、「動脈硬化」、「高血圧」、「糖尿病」などの疾患のリスクが高くなる。
それも自分だけならまだしも奥さんや子供などにもそのリスクを広げることになる。
そして何よりも自分が煙草を止めて実感したのは喫煙者の「口元の臭い」だ。
喫煙者にはまずわからないだろうが喫煙者の近くに行くと本当に臭い。
これはまさに公害だ。
自分は煙草を止めてから数十年経つが喫煙者の近くに寄ると吐き気がしてくる。
喫煙者の方は一度、非喫煙者の家族や友人に聞いてみると良いだろう。
大方の答えは想像がつく。
皆さん「臭いけど我慢していた」という事だ。
そう煙草はその臭いにより住宅や車の価値さえも落してしまっているのだ。
「百害あって一利なし」とは本当に的を得ている言葉だ。
それでもあなたはまだ煙草に固執するのか?
もう一度言おう。
セブンスターの値段がまたあがる。
煙草側からあなたに絶縁を求めていると思ったほうが良いだろう。