富山県の県庁所在地 富山市は非常広い。
2005年の平成の大合併で富山市と上新川郡の「大沢野町」、「大山町」、婦負郡の「八尾町」、「婦中町」、「山田村」、「細入村」が統合されて富山県の面積のおよそ30%(1,241k㎡)を占める規模になった。
都道府県所在地では全国2位の広さになる。
ちなみに全国一位は静岡県静岡市で1,411k㎡もある。
こちらも市町村合併によるものだ。
意外かもしれないが海辺のイメージのある静岡市は山梨県と長野県に隣接しているのだ。
静岡県の面積に関するウンチクをもうひとつあげれば、浜松市は静岡市よりも広く1,558k㎡もある。
浜松市はなんと長野県と愛知県に隣接しているのだ。
そして静岡市と浜松市で静岡県の38%を占めている。
とにかくこの二都市は静岡県の覇権争いに余念がないようだ。
さて話題を富山県に戻そう。
その広い富山市の八尾地区で行われているのが「おわら風の盆」だ。
2019年の風の盆はいつ行われているのか?
実は風の盆は毎年9月1日から3日にかけてとり行われている盆の祭りだ。
「盆」なのに9月に行われているのが特徴だ。
ただこの「おわら風の盆」は世間一般に言われる盆踊りとはかなりイメージが違う。
一般的な盆踊りはお囃子が賑やかで太鼓が鳴り響く。
でも「おわら風の盆」は中国の「胡弓」が使われ哀愁のある中国的な音色が非常に印象的だ。
女性も男性も「おわら編笠」を深くかぶりその表情さえ見えない。
この見えない表情が非常に想像を掻き立てる。
笑っているのか?
泣いているのか?
本来盆踊りは先祖の供養であり賑やかスタイルが多い。
ところが「おわら風の盆」にはその華やかさはない。
女性も男性も淡々と踊り続ける。
とにかく日本とは思えないエキゾチックな踊りになるのだ。
画像についてはYoutubeで「おわら風の盆」と検索していただければすぐに見つかるはずだ。
この個性的な「おわら風の盆」の知名度がいままで上がらなかったのはその開催時期にあると思う。
日本の代表的な夏祭りは基本的には夏休み期間に開催されている。
9月では完全に夏休みから外れてしまっているのだ。
でも逆に知名度が上がらなかったことがこの「おわら風の盆」が俗化しなかった要因にも思えるのだ。
お金と時間に余裕のある方はぜひおすすめする。
2019年の風の盆はいつなのか?
風の盆は今年も9月1日から3日にかけてだ。