韓国が大騒ぎになっている。
そもそも日本側は韓国に対して輸出条件を簡略化できるホワイト国から除外しただけなのだ。
そう日本は「輸出をしない」とは一言も言っていないのだ。
ところが早速ジュネーブのWTO(世界貿易機関)で「政治的に絡めた経済報復」と日本を非難する始末だ。
日本側は冷静に「WTOに基づく措置」として反論した。
参加国には日本の方が正論を説いているように映っていたと願いたい。
たぶんに韓国はWTOには提訴はしないだろう。
時間がかかることもあるがあきらかに韓国の方が分が悪いからだ。
ところで日本が韓国をホワイト国から除外したタイミングの少し前に興味深い事実が発覚していた。
広島県にある旧エルピーダメモリーの工場がアメリカのマイクロンメモリーの工場として6月12日に完成式典を開いていた。
今後は次世代のDRAM(揮発性メモリー)の生産を担う事になる。
また半導体で苦戦を強いられて来た東芝メモリーだが来春に岩手県の新工場が稼働予定だ。
主に半導体やフラッシュメモリーを生産する予定だ。
半導体の需要が減りつつあるこのご時世に日本国内では生産設備に投資が行われているのだ。
何か繋がりを感じるのは自分だけではないだろう。
明らかに今回の韓国ホワイト国排除は日米で早い時期から青写真を練られていた節が感じられる。
今回の日本政府のホワイト国排除に伴い韓国の康京和外相はアメリカのポンペオ米国務長官と電話で会談している。
日本政府の判断に懸念を伝えた様だ。
肝心のポンペオ米国務長官は「理解」を表明した様だが具体的なアメリカの意向は伝えていない。
アメリカはすでに韓国を見切っていると思われる。
極論をいえば対馬の西側に38度線が来る事を想定している。
韓国の半導体生産は滞って一時的に市場は混乱するかもしれないが基本的には世界は困らない。
台湾もあるしもちろん中国もあるからだ。
今回の騒動を受けてロシアが「フッ化水素」の供給を韓国に持ちかけている。
レッドチームからの甘い蜜の誘惑だ。
ただ日本の材料に生産ラインを合わせているので簡単にはロシアにシフトするわけにはいかない。
最低3ヶ月は調整が必要なようだ。
ロシア産のフッ化水素の調整さえ整えば今後はロシア産にシフトするだろう。
韓国は一段と西側諸国と距離を置くようになるだろう。
韓国国民はその状態を本当に望んでいるのだろうか?